【報告】スポーツにおけるセーフガーディング普及に向けた海外視察(2024.10.23-11.1)

SFTC会員等事業支援プログラム「SFTアクション+(プラス)」I期にご採択いただいた事業で、2024年10月下旬に世界でもセーフガーディングの取り組みが進んでいるイギリスと、最近法律が変わりセーフガーディングの仕組みづくりが動き出したスペインに足を運び、国内でのセーフガーディング普及に向けた海外視察を行いました。

<イギリス🇬🇧
海外視察初日はロンドンに。イングランドFAに所属するDisability Pathway担当のJonathanさんとSafeguarding担当のDavidさん、Cathyさんに、イングランドFAの先進的な取り組みについてお話しを伺いました。制度の構築プロセス等について、どのような道のりを歩んできたかなどを聞いたり、日本とイギリスの現状について情報交換等を行ったりと、Passionに溢れた1日でした。

イングランドFAと情報交換(Disability Pathway担当者のJonathanさんと
セーフガーディング担当者のDavidさんとCathyさん)

続いて、アーセナル女子のアカデミーの練習にお邪魔させてもらい、アカデミーの全体的な取り組みやセーフガーディングについて、クラブの視点からアカデミーダイレクターのHannahさんにお話を伺いました。

アーセナル女子訪問(アカデミーダイレクターのHannahさん)

<スペイン🇪🇸
スペインでは、FCバルセロナ財団に勤務するMarisaさんとAlexさんと情報交換を行い、セーフガーディング担当のLauraさんにセーフガーディング制度や指導者への研修内容について詳しくお話を伺いました。

FCバルセロナ財団(Marisaさん)

また、スペイン北東部の地中海岸にあるカタルーニャのカタルーニャサッカー協会にも訪問しました。カタルーニャ協会に勤めるNoelさんがカタルーニャ協会の取り組みや指導者資格、カタルーニャの指導現場の現状についてお話しをしてくれました。
打ち合わせでは、スペインで当時フットサルをしていたノアさんがスペイン語の通訳をしてくれました。

カタルーニャサッカー協会(Noelさん)

そして今回の海外視察の最後には、FCバルセロナアカデミーとFCバルセロナの障がい者サッカーチーム Genuine(Barça Genuine Program)の活動を見学に行き、セーフガーディングがどのように現場の実践にまで落とし込まれているのか、アカデミーダイレクターやGenuineのコーチ・スタッフ陣にお話を伺いました。

Barca Genuineのメンバー

快くS.C.P. Japanのメンバーを迎え入れてくれた皆さま、本当にありがとうございました!
これからも私たちのセーフガーディングの旅は続きます・・・

【お知らせ】3月18日(火)こども家庭庁主催「こどもと接する現場向け こども性暴力防止セミナー」(オンライン )

S.C.P. Japanでは、私たちの活動が子どもにいかなる危害も与えないよう、子どもの権利と安心・安全が守られる環境整備のために、日々「セーフガーディング」に取り組んでいます。

この度、「こども家庭庁」より児童への性暴力等の防止に向けた指針や事例の紹介についてのセミナーのご案内をいただきましたので、お知らせいたします。

こうした指針や事例集の作成に際して、現場で実践できる一つの事例として、S.C.P. Japanのセーフガーディングの取り組みについて、こども家庭庁へ情報提供をさせていただきました。

ぜひ多くの方に本セミナーへご参加いただき、こども性暴力防止法および、事業者が取るべき具体的な対策について学びを深めていただけますと幸いです。S.C.P. Japanも今回紹介される指針をしっかり取り入れ、様々な事例から学びながらセーフガーディングの取り組みをアップデートし、さらなる安心・安全の強化に努めてまいりたいと思います。


「こどもと接する現場向け こども性暴力防止セミナー」(こども家庭庁主催)

【日  時】令和7年3月18日(火)13時00分~15時00分

【実施方法】オンライン開催(zoomウェビナー)

【申込締切】3月14日(金)15時00分

【配信定員】500名(先着順)

【オンラインセミナー開催案内】こども性暴力防止セミナー

申込リンク