【報告】第7回Break Talks「テーマ:誰もが楽しめるボルダリング」(2023.3.8)国際女性デー特別企画

3月8日(水)の国際女性デーに、第7回BreakTalksを開催しました。今回は国際女性デー特別企画として、住友商事株式会社(以下、住友商事)(※1)が共催。ゲストに、東京2020オリンピックの日本代表で住友商事が応援しているプロクライマーの原田海(はらだ かい)選手をお招きし、19人の参加者とともに、「誰もが楽しめるボルダリング」をテーマに対話をしました。

原田選手は、2018年の世界選手権ボルダリング種目で優勝を飾り、東京2020大会でも日本代表として出場するなど、国内随一の才能を持つ選手として活躍しています。「自分に打ち克つ」ことを信条とし、日々セルフプロデュースを実践する他、クライミングの魅力を広めるためにさまざまなメディアでの発信も行っています。

イベントは原田選手とモデレーターの折目真地さん(S.C.P. Japan)のトークセッションから始まりました。原田選手は競技を続ける傍ら、クライミングの普及活動もされているそうで、「ボルダリングがスポーツクライミングの中の3つの競技のうちの1つで、道具を一切使わず、高さ4メートルから5メートルの壁を自分の身体のみで登る競技である」と、基礎知識を参加者に共有しました。

原田選手は幼い頃に、偶然立ち寄ったクライミング施設で、性別や年齢などに関わらず誰もがクライミングを楽しんでいた様子を見てクライミングに惹かれたよう。「競技が始まる前に登るルートを下見し、選手同士が登り方を話し合う時間が、クライミングの特徴であり、魅力である」と語りました。

母子家庭で育った原田選手にとって、クライミングとの出会いは特別でした。「家で一人でいる時間が長くつらい時もありましたが、クライミングに出会ってジムで仲間と練習をして、夢中になれる時間が作れた」とのこと。子どものサポートをしている非営利団体と積極的に関わるのも、子どもたちに夢中になれるものを持ってもらいたいとの思いがあるとのことでした。

また、クライミングは、男女の差をあまり感じにくい競技のようで、「同じクライミングの課題を前にしても、女性の方がパフォーマンスが高いことも良くある」と原田選手。クライミングは女性もチャレンジしやすい競技であることが伺えました。

トークセッションの後は、パネルディスカッションが行われ、障がい者のクライミング普及活動をしているNPO法人モンキーマジックの白井唯さんとS.C.P. Japanで障がいのある女の子の運動プログラムを担当している井上由惟子さんの2名が加わりました。

モンキーマジックは「見えない壁だって超えられる」をモットーに、視覚障がいの方を対象としたクライミングスクールとして始まり、今は多様な障がいのある方にも参加いただいているそうです。白井さんは「視覚障がいのある方は、手で握るホールドの位置や色が見えないのでHKK(方向・距離・形)という独自の手法でホールドの位置を伝えている」と紹介しました。

一方で、障がいのある女の子が運動に参加することが難しい状況にあると井上さんは感じています。S.C.P. JapanのFind Funスポーツ教室は、知的障がい、発達障がいのある女の子のためのスポーツ教室です。「障がいのある子ども向けの運動教室をすると男の子の参加が圧倒的に多い。女の子に特化したプログラムを始めたところ、毎回10人程度の参加者が来てくれている」と、障がいのある女の子へは異なるアプローチが必要であったと話しました。

原田選手は「運動能力や性別に関わらず、強い選手も沢山いる」とクライミングの特徴を教えてくれました。みんなで助け合い、競技をしながらも、個々の特徴に合わせてチャレンジできる空間があるクライミングの魅力が紹介されました。

最後に、運動の場が楽しくあるここと、そして安全・安全に自分らしいチャレンジが積み重ねられる場所を提供していきたいとディスカションが締めくくられました。

S.C.P. Japanは、BreakTalksを通して今後も多様なゲストや様々な活動を紹介し、多様な人々が集まる場となることで、多様性や共生社会についてより深く考えるきっかけを作りたいと考えています。

今回のイベントは、住友商事株式会社(以下、住友商事)にご協力いただき実施にいたりました。S.C.P. Japanが住友商事の「100SEED」(※2)に所属するメンバーから、営業資料の作成をサポートいただいたことがきっかけです。

■住友商事プロボノチームのS.C.P. Japanへのご支援に関する詳細はこちら:

本企画を実施するにあたり、参加を快くお引き受けいただきました原田選手、白井さん、協力団体としてご尽力いただきました住友商事の皆さま、手話通訳者様、そしてご参加いただきました参加者及び関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

※1 住友商事は2018年よりゴールドスポンサーとして、公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会に協賛。2019年からは、原田海選手とスポンサー契約を結んでいます。

スポーツクライミング | 住友商事 (sumitomocorp.com):

https://www.sumitomocorp.com/ja/jp/special/climbing

※2 住友商事の「100SEED」

世界各地の住友商事グループ社員が、「良質な教育」をテーマに、自ら対話し、積極的に参加することで、それぞれの地域社会の教育課題の解決に取り組む社会貢献活動プログラム

【告知】3月8日の国際女性デーに第7回「BreakTalks(テーマ:誰もが楽しめるボルダリング)」を開催!プロクライマーの原田海選手(東京2020オリンピック日本代表)を招き、共生社会について考えます。

BreakTalksは、「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」を統一テーマに、多様なゲストをお招きし共生社会について議論するオンライン(時々オフライン)イベントです。多様なゲストの様々な活動を紹介し、お集まりいただいた参加者の皆さまと、多様性や共生社会について共に考えることを目的としています。

一般社団法人S.C.P. Japan(以下、S.C.P. Japan)は、住友商事株式会社(以下、住友商事)と連携して3月8日(水)の国際女性デーにオンライン交流イベントである「BreakTalks(※1)」を開催します。ゲストには住友商事が応援している(※2)プロクライマーの原田海選手(東京2020オリンピック日本代表)をお招きします。国際女性デーを祝して、テーマは「誰もが楽しめるボルダリング」。性別や障がいの有無にかかわらず、誰もが参加できるボルダリングをきっかけに、一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来について参加者と一緒に考えます。

※1
多様なゲストや様々な活動を紹介し、多様な人々が集まる場となることで、多様性や共生社会についてより深く考えるきっかけを作ることを目的に、2020年から約2か月に1回のペースで開催している交流イベントです。これまで「LGBTQ+」「子ども食堂」「インクルーシブな場づくり」「精神障がい」「トランス女性」「エシカルな選択」などのテーマでゲストと一緒に考えてきました。これまでの開催レポートはこちら:
https://scpjapan.com/breaktalk

※2
住友商事は2018年よりゴールドスポンサーとして、公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会に協賛。2019年からは、原田海選手とスポンサー契約を結んでいます。
スポーツクライミング | 住友商事 (sumitomocorp.com):
https://www.sumitomocorp.com/ja/jp/special/climbing

3月8日国際女性デーに開催の「第7回BreakTalks」。ゲストはプロクライマーの原田海選手

BreakTalksは、「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」を統一テーマに、多様なゲストをお招きし共生社会について議論するオンライン(時々オフライン)イベントです。多様なゲストの様々な活動を紹介し、お集まりいただいた参加者の皆さまと、多様性や共生社会について共に考えることを目的としています。

第7回の今回は、住友商事と共同で、2023年3月8日(水)の国際女性デーに開催します。ゲストには、住友商事が応援しているプロクライマーの原田海選手をお招きします。テーマは「誰もが楽しめるボルダリング」。障がいや性別に関わらず、誰もが自分らしく生きていける共生社会について、ボルダリングを切り口に考えます。

1.日時:2023年3月8日(水)20:00〜21:15
2.今回のテーマ:「誰もが楽しめるボルダリング」
3.イベント内容: ※内容は一部変更となることがあります。
  主催団体紹介/協力団体紹介/今回のテーマについて(10分)
  ゲストトーク(15分)*インタビュー形式
  パネルディスカッション(30分)
  Q&A (15分)
  まとめ/アンケート(5分)

4.登壇者
◆ゲスト:原田海(はらだ かい)選手
IFSCクライミング世界選手権2018 ボルダリング種目 金メダル
東京2020オリンピック競技大会 出場

<プロフィール>
1999年3月10日生まれ、大阪府出身。2018年の世界選手権ボルダリングでシニア大会初タイトルを飾り、21年夏の東京2020オリンピックに出場するなど国内随一の才能を持つ。 “自分に打ち克つ”ことを信条とし、自らの感覚と物差しを信じて進むなどセルフプロデュースを日々実践している。

◆パネリスト:井上由惟子さん(一般社団法人S.C.P. Japan共同代表)
2019年からはバルサ財団の日本におけるMethodological Coordinatorを担い、日本障がい者サッカー連盟の業務に関わる。知的・発達障がいがある女の子のためのスポーツ教室「Find Fun スポーツ教室(千葉県柏市)*」のプログラム責任者。2023年1月29日(日)は、プログラムの一貫でボルダリング体験会を実施。*Find Fun スポーツ教室はナイキ・コミュニティインパクト・ファンドの助成を受けて実施しています。

◆パネリスト:白井唯さん(NPO法人モンキーマジック/日本パラクライミング協会理事)
2021年よりモンキーマジックにて、障害の有無に関わらずクライミングを通じて様々な人が交流できるイベントや障害のある女性のエンパワーメント向上を目的としたチャレンジドガールズクライミングスクールなどのプロジェクトディレクターを担当。1月29日(日)の「Find Funスポーツ教室」では講師として、参加者のクライミング体験をサポート。
※モンキーマジックは、「見えない壁だって、越えられる。」をコンセプトに、フリークライミングを通じて、視覚障害者をはじめとする人々の可能性を大きく広げることを目的とし、活動しているNPO法人です。
https://www.monkeymagic.or.jp/

◆モデレーター:折目真地さん(一般社団法人S.C.P. Japanメンバー)
2021年4月よりS.C.P. Japanのジェンダー・LGBTG+に関する業務を幅広く担当。国内外でスポーツを通じたジェンダー平等及びLGBTQ+の理解促進に関するプロジェクトを実施。筑波大学スポーツ国際開発学共同学専攻を修了。

5.参加対象:誰でも参加OK!
 *日本手話通訳あり。UDトークなどをお持ちの方は併用でご使用ください。
6.方法:オンライン開催「Zoom」(オンライン会議システム)を使用
7.参加費:無料
8.お申し込み方法
こちらのURLからお申込みください。締め切りは2023年3月6日(月)18:00です。

*S.C.P. Japanは一人ひとりが自分らしく歩める未来を皆さんと一緒につくっていきたいと思っています。皆さんと情報共有をしたり、実際に多様な人たちが集まる場づくりを大切にしています。S.C.P. Japanの活動に賛同し、応援してくださる場合は、500円から皆さんのお気持ちに合わせて任意でご寄付をご検討いただけますと幸いです。

<BreakTalks応援寄付ページ>
URL:https://onl.la/6gke8yrhttps://forms.gle/5ACGaoN2pPfGyBL6A

S.C.P. Japanが住友商事「100SEED」のプロボノ支援を受け、営業資料を作成

S.C.P. Japanは2022年度、認定NPO法人サービスグラント(以下、サービスグラント)のプロボノ支援プロジェクト(※3)を通じて、住友商事の「100SEED(※4)」参加メンバーから営業資料作成のサポートをいただきました。S.C.P. Japanの持続可能な団体運営のために、法人の皆様に弊団体の取り組みをご説明し、協働事業及び支援をお願いするための資料として活用していきます。

今回のプロボノ支援において、住友商事には、細かなヒアリングや、弊団体へのプログラムへの参加など、寄り添ったサポートをしていただきました。スポーツをツールとして、障がい、女性、LGBTQ+、国際協力といった複数の課題に対して同時にアプローチをするS.C.P. Japanは、事業が複雑で、第三者にわかりやすく活動を伝えることが課題となっていました。また、団体としても2022年は3期目に入り、助成金だけに頼らない多様な財源を確保しながら持続可能な団体運営の土台を作ることが重要な時期となっています。

S.C.P. Japanが直面している課題は、多くの非営利団体が抱える課題と類似していると思います。多種多様な企業と事業を展開する住友商事の専門性の高いサポートにより、S.C.P. Japanの活動をより持続可能にしていくための準備を整えることができ、嬉しく思っています。

また、この度のご支援にあたり、様々なご調整をしていただいた、サービスグラントの皆様にも感謝申し上げます。

◆住友商事プロボノチームからのコメント
プロボノ支援としてS.C.P. Japanの事業と携わる貴重な機会を頂きました!皆様の常に前向きな姿勢から大きな刺激を受けました。人生100年時代、活動範囲、視野を広げるきっかけになりました。また我々メンバーの社内での声掛けが一つのきっかけになり、今回のイベントが実現に至ったことも嬉しい限りです。このご縁を今後も大切にしたいと思います!

※3 認定NPO法人サービスグラント
“社会課題を前に、誰もが行動を起こし、違いや可能性を活かしあいながら協働できる社会”を目指し、企業人の経験やスキルを活かした「プロボノ」によって非営利組織が抱える課題の解決に取り組むプロジェクト型支援のコーディネート等を行っています。2023年1月現在、プロボノ登録者は7,700人を超え、累計1,200件以上のプロボノプロジェクトを実施しています。公式ホームページ:https://www.servicegrant.or.jp/

※4 住友商事の「100SEED」
世界各地の住友商事グループ社員が、「良質な教育」をテーマに、自ら対話し、積極的に参加することで、それぞれの地域社会の教育課題の解決に取り組む社会貢献活動プログラム

【報告】第2回女子サッカーブリッジ × S.C.P. Japanコラボオンラインイベント 「私の人生をデザインする~自分らしく豊かにいきるために考えておきたいこと」国際女性デー特別開催(2022.3.5)

3月5日(土)に国際女性デー特別企画として、昨年に引き続き、女子サッカーブリッジとのコラボイベントを実施しました。「私の人生をデザインする~自分らしく豊かにいきるために考えておきたいこと」を大きなテーマに、第8回IWG世界女性スポーツ会議にて発表する「海外女子サッカーブリッジプログラム」を紹介。また、35人の参加者の方々と7つの小テーマに分かれて対話をしました。

※本イベントはS.C.P. Japan主催の交流イベント「BreakTalks」の一環として実施しています。

まずは、女子サッカーブリッジのOGである福田真理香さん、山口紗都美さん、武末彩子さんの3人から、2022年11月にニュージーランドで開催される第8回IWG世界女性スポーツ会議について説明がありました。さらに、本世界会議で女子サッカーブリッジが発表団体として選ばれたことが報告されました。

IWG世界女性スポーツ会議は「スポーツのあらゆる分野への女性の参加を促す」を目的に、イギリスのブライトンにて、1994年に初めて開催されました。その後、4年に1度、大陸を移動しながら継続して開催されています。2018年に開催された第7回のボツワナの大会では、当時のスポーツ庁長官が出席し、日本のスポーツ政策について発表しました。今回、このような世界会議で、ブリッジOG3人が発表することは、大きな挑戦となります。

女子サッカーブリッジは「サッカーというツールを使って日本と海外を結ぶ架け橋になる」ことをコンセプトとしています。約30年に渡って実施されている海外女子サッカーツアーには、これまでに延べ500人が参加しました。また、20年間、アメリカの女子サッカー留学のサポートを行い、延べ50人が留学しています。女子サッカーブリッジの創設者は小林美由紀さんと羽石架苗さんの2人です。小林さんが実施していた、海外女子サッカーツアーに、羽石さんが参加したことをきっかけに、本格的に留学サポートを開始し「ブリッジ」となりました。

ブリッジは「サッカーのレベルは関係なし。意志ある人には誰でもサポート」をモットーにしています。留学後に自立した留学生活を送れるように、願書の準備、大学のサッカーチームの監督との連絡など、留学する本人が自分の力で留学準備を進めることを大切にし、サポートしています。

また、これまでもブリッジツアーやブリッジ留学に参加した仲間は世代を超えて繋がり、様々な活動をしています。例えば、熊本の震災時には、熊本のブリッジ仲間に募金活動を実施し、実際に熊本に訪問しました。また、岡山県の高校女子サッカー部にも訪問し、なかなか情報が届きにくい地方の高校生に、留学やキャリアについてお話しました。

ブリッジの仲間たちは自分の人生を自ら切り開いて、豊かに生きている人が沢山います。留学後に欧州のプロサッカーチームでプレーした品田彩来さんは、日本古来の正藍染(しょうあいぞめ)を手法とした藍染師として現在活躍しています。

第8回IWG世界女性スポーツ会議の説明と女子サッカーブリッジの紹介をしていただいた後は、多様な7つのテーマに分かれて参加者の方々とディスカッションを行いました。「出産・育児と私の人生」部屋では、子育てと仕事との両立に葛藤する想いを共有しながら、何でも完璧にやろうとしすぎないで自分を許すことも大切という点に共感が集まりました。

「人生選択の連続、決断ってどうするの?」部屋では、決断をする前にしっかり情報収集をして、自分のワクワクすることに従い、最終的には自分の意志で決断をすることが大切であると話しました。

「LGBTQ+/性の多様性について語る」部屋では、社会が男性と女性のジェンダー二元論によって構成されていることの生きづらさが共有されました。

ブリッジ創始者の小林さんは「ブリッジOGが主体となって企画・運営された本イベントの実施が嬉しい。これからも一緒にアクションをしていきたい」とブリッジの繋がりの大切さを再確認したよう。同じく創設者の羽石さんは「何かを変えるのには、長い年月がかかるもの。現在、当たり前ではないこと、辛抱強く、想いを持って、仲間と一緒に行動することでいつか変えることができる」と、国際女性デーに開催した本イベントの意義を強調しました。

最後は、一人ひとり「自分らしく人生を豊かにするために明日からできること」を紙に書いていただき、記念撮影を行いました。共通のテーマに沿って日々考えていることを共有する場があることの大切さを参加者の皆様と感じることができました。

本イベントにご参加いただきました皆様、ご協力いただいた女子サッカーブリッジの皆様、そして手話通訳ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。

【告知】国際女性デー特別企画!第2回女子サッカーブリッジ × S.C.P. Japanコラボオンラインイベント (2022.3.5)

3月8日の「国際女性デー」を祝して、S.C.P. Japanと女子サッカーブリッジは今年もオンラインイベントを開催いたします!イベント当日(3月5日)は、「私の人生をデザインする」を大きなテーマに「自分らしく豊かにいきるために考えておきたいこと」に関連するいくつかの話題に分かれて、参加者同士が自由にディスカッションをします。また、冒頭には女子サッカーブリッジOGより、約30年間女子サッカーアメリカツアーを開催してきたブリッジプログラムの紹介と、4年に1度開催されている『(IWG)世界女性スポーツ会議』の概要を紹介します。

※2021年の国際女性デーに第1回コラボイベントを実施し、この度第2回(2年連続)の開催が実現しました。2021年のイベントの様子はこちら
※本イベントはS.C.P. Japan主催の交流イベント「BreakTalks」の一環として実施しています。

【イベント概要】
国際女性デー特別企画!
第2回 女子サッカーブリッジ × S.C.P. Japan コラボオンラインイベント

■実施日:
2022年3月5日(土)20:00~21:30
■テーマ:
「私の人生をデザインする ~自分らしく豊かにいきるために考えておきたいこと~」
■会場:
オンライン(Zoomを使用)
※お申込みいただいた後、イベント前日までにZoomURLをお知らせします。
■参加対象:
以下の方々や、テーマにご関心がある方であれば誰でもOK!
★★留学に関心のある方、スポーツ選手のセカンドキャリアに関心のある方、サッカー関係者、海外に興味のある方、スポーツをするお子さんの保護者、ジェンダー問題に関心のある方、D&IやDEIに関心のある方、スポーツ通じた社会作りに関心のある方、など★★
■参加費:無料
■応募方法:
① オンライン申込みによる応募(申込みフォームはこちら
② 本フォームでのお申込みが難しい方は、info@scpjapan.com へご連絡ください。
■申込み期日:
3月5日(土)15:00まで
■その他:
ボランティア手話通訳あり。UDトークなどをお持ちの方は併用でご使用ください。

【イベント内容】

20:00〜20:10 オープニング、主催団体紹介
20:10〜20:25 「世界女性スポーツ会議(IWG)概要、IWGに向けての取り組み」
20:25〜20:45 *テーマ別ディスカッション① 
20:50〜21:10  *テーマ別ディスカッション②
21:15〜21:25 感想共有・写真撮影
21:25〜21:30 クロージング

※テーマ別ディスカッションでは以下7つのテーマのブレイクアウトルームを用意。参加者は気になるテーマのお部屋に入れます。
<ブレイクアウトルーム別テーマ(予定)>
1.「出産・育児と私の人生」部屋
2.「人生選択の連続、決断ってどうする?」部屋
3.「海外経験から日本での生活に活かせることを考える」部屋
4.「叶えたい夢、推しについて語る」部屋
5.「LGBTQ+/性の多様性について語る」部屋
6.「日々のもやもやについて吐き出す」部屋
7.「留学/女子サッカーブリッジについて何でも相談」部屋

<主催団体>
①女子サッカーブリッジ(http://www.girlsoccer-bridge.com/
女子サッカーブリッジはこれまで50名以上の日本の女子サッカー選手の留学をサポートし、約30年間に渡りブリッジツアーを開催して日本のサッカー少女たちにアメリカでサッカーをする機会を作ってきました。
これまでブリッジツアーに参加した人数は延500人です。「サッカーのレベルは関係なし!想いと意志がある人なら誰でもサポートする」が女子サッカーブリッジのモットーです。

②一般社団法人S.C.P. Japan(https://scpjapan.com/
「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」というビジョンの下、スポーツを通じた教育・研修・人材育成・国際協力事業等を行い共生社会を推進する活動をしています。

【報告】ダイバーシティサッカー協会主催「Women Empowermentと女子サッカー」に登壇させていただきました。(2021.3.9)

2021年3月9日(火)にNPO法人ダイバーシティサッカー協会が主催するSaturday Night Diver 「Women Empowerment と女子サッカー」に共同代表の野口が登壇させていただきました。

NPO法人ダイバーシティサッカー協会(以下、HPより引用)

ダイバーシティサッカー協会は、多様な背景を持つ人がスポーツを通じて自分らしく生きられる社会を目指して2017年7月に設立されました。

2008年にNPO法人ビッグイシュー基金のクラブ活動として発足したホームレス当事者や経験者によるサッカーチーム野武士ジャパンを中心に、多様な社会的困難を抱える当事者と支援者が作るチームのネットワークによって、「居心地のいい」サッカーやスポーツの実践を広げるために活動しています。

過去3度ホームレス・ワールドカップに出場した野武士ジャパンのメンバーは、その後それぞれに自立へのステップを歩んでいきました。彼らが経験した晴れ舞台を、もっと身近なところでより多くの人たちにも経験してほしい。

そんな想いから、2015年に最初のダイバーシティカップが開催されました。以後、ホームレス、うつ病などの精神障害、LGBT、難民、フリースクール、児童養護施設出身、不登校、ひきこもり、依存症など、様々な社会的困難を抱えた当事者と支援者のべ1,500人以上が、ダイバーシティカップでフットサルを通じて交流し、相互理解を深めてきました。

2020年3月には特定非営利活動法人として登記。誰もが生きやすい社会をスポーツを通じて実現していくために、居場所づくり応援、調査・研究、海外とのかかわりなど、ますます活動の幅を広げていきます。

ダイバーシティサッカー協会の代表理事の鈴木直文先生は研究者としていつも学ばせていただいているので、今回お声かけいただけたのは大変貴重な機会でした。NIKE JapanのCMをきっかけに、女子サッカーにはマイノリティを包摂する力があるのではないか?という切り口は非常に斬新で、これまでにないスポーツとジェンダーの話となりました。星野智幸先生の「男子サッカーからは苦しさを感じ、女子サッカーからは解放感を感じる」という視点も、非常に鋭い視点で議論が盛り上がりました。

また現役のジェフユナイテッド市原・千葉レディースの選手であり、なでしこの選手たちの社会貢献活動を推進する一般社団法人なでしこケア(なでケア)の創設者である大滝麻美さんからはより現場に近い女子サッカー選手の現状や海外での選手経験やFIFAマスターズでの経験から女子サッカーとWEリーグへの想いを聞くことができました。

女性の選手、指導者、スタッフ。サッカー界で活躍するすべての女性が女の子の道標になる可能性を秘めるWEリーグに大いに期待するとともに、決めきらない、グレーゾーン、あいまいさを残すことで獲得できる多様性の享受など、女子サッカーが多様性や共生社会について議論できるプラットフォームになれる可能性が大いにあるように感じるディスカッションとなりました。

イベントの様子はYoutubeから全てご覧いただけます。

【報告】文京区主催国際女性デー記念シンポジウム「サッカー×キャリア×未来~キャリアを活かし、未来を切り拓く~」にパネリストとして登壇させていただきました。(2021.3.5)

2021年3月5日(金)に文京区が主催する国際女性デーシンポジウム「「サッカー×キャリア×未来~キャリアを活かし、未来を切り拓く~」に共同代表の野口がパネリストとして参加させていただきました。

本シンポジウムは文京区主催、UN Women日本事務所共催、(公財)日本サッカー協会、一般社団法人日本女子プロサッカーリーグが協力して行われたシンポジウムです。

2021年9月に開幕する日本の女子プロサッカーリーグであるWEリーグはWomen’s Empowerment Leagueとの名称の通り、サッカーを通じて社会の女性の活躍を積極的に推進していくことを理念として掲げています。岡島チェアからはロールモデルとしてのWEリーガーの存在や、妊娠・出産を考慮した選手へのサポート、更には日本国内に留まらず、アジア全体の女子サッカーを盛り上げていきたいという方向性がお話されました。

野口からは、サッカーを活用してアメリカ、スウェーデン、ザンビアで暮らし、国際経験を積めたことがセカンドキャリアにどのように活かされているのか実体験を踏まえてお話させていただきました。

今年9月に開幕を控えるWEリーグですが、世界でも珍しく、社会におけるジェンダー平等、女性のエンパワーメントをビジョンに掲げています。元女子サッカー選手3名で創設したS.C.P. Japanも女子サッカー出身者として、セカンドキャリアにおいても、自分たちらしくどこかで誰かの道標になれるように、今後とも活動していきたいと思います。

https://www.facebook.com/jfanadeshiko/posts/3297799246987307