Find Fun スポーツ教室 (障がいのあるお子様に寄り添ったやさしいスポーツ教室)

スポーツ活動へのアクセスに様々なバリアがある子どもたちが、スポーツを当たり前に楽しめるようにしたいという思いから、2022年にナイキ・コミュニティ・インパクト・ファンドの助成と筑波大学体育系アダプテッド体育・スポーツ学研究室のご協力を受けて、知的・発達・精神障がい等のある女の子向けのスポーツ(遊び)教室スタートさせました。今後も定期的な開催を目指して活動していきます。


▼2022年度活動の様子はこちら


▼活動の様子はこちらの動画からもご覧いただけます。


▼私たちがこの教室を始めた理由

パラリンピックや障がい者スポーツの発展により、これまで障がいのない人の視点でつくられていたスポーツの環境が見直され、障がいのある人が平等にスポーツにアクセスできるような取り組みや努力が全国各地で行われています。女性のスポーツ参加の観点では、ジェンダー平等なスポーツ界を目指し、様々な人が多様な女性や多様な性のあり方を包摂していくためのアクションをしています。男性の視点が中心で構造化されてきたスポーツ界を変化させていくための女性や女の子のためのスポーツプログラムが展開されています。

また、多様性のある社会を推進するうえで、重なり合う不平等や差別(インターセクショナリティ)の視点を持つことが大切です。人はみな複数のアイデンティティ/属性(例:日本人・女性、など)があり、それによって不平等や差別が二重にも三重にも重なり合う状況ができてしまいます。例えば、障がいがある、女の子たちです。障がいのある方、女性はそれぞれ平等にスポーツにアクセスすることができていません。障がいのある女の子はより機会が少なくなってしまいます。私たちはこの課題に取り組むために、障がいのある女の子を対象とした「FindFunスポーツ教室」をスタートさせました。


いつの日か、障がいがあってもなくても、女性でも男性でもそれ以外の性のあり方でも、誰もがスポーツに参加でき、望まない孤立を強いられることなく、仲間はずれにされることもなく、他者と繋がりたいと思った時にその選択肢がある、違いを恐れることも恥じることもなく称え合える、そのような世界がこの小さなスポーツ教室から広がっていって欲しいという思いで活動をしています。

スタッフも個性豊かな凸凹メンバーで試行錯誤の日々、子どもたちや保護者の方々に教えてもらってばかりですが、少しでも興味・ご関心もっていただけた方は、ぜひお気軽に遊びに来てください。