【報告】ジェフユナイテッド市原・千葉アカデミーを対象にセーフガーディング研修を実施いたしました。(2021.9.22)

2021年9月22日(水)に共同代表の野口亜弥と井上由惟子による「セーフガーディング研修」をジェフユナイテッド市原・千葉アカデミースタッフの皆さまを対象に実施させていただきました。

ジェフユナイテッド市原・千葉アカデミーでは、今年からセーフガーディングの取り組みがスタートしており、セーフガーディングポリシーの作成に対する「コンサルテーション」と「研修実施」という形でS.C.P. Japanがお手伝いをさせていただいております。

スポーツの中で起きる暴力・ハラスメントが近年ようやく可視化・問題視をされ始め、国際的なスポーツ組織を筆頭にスポーツ界でもセーフガーディングの取り組みが急速に進んでいます。しかし、日本国内ではまだまだ十分なアクションがなされていません。そのような中で、Jリーグ・WEリーグにも参加するトップチームを有するジェフユナイテッド市原・千葉のような大きなクラブが具体的な取り組みを開始されたことは、今後日本のスポーツを安心・安全な環境にしていくために大きな第一歩と捉えております。

今回の研修はアカデミースタッフ25名ほどにご参加いただき、講義形式で実施をいたしました。人権・子どもの権利のお話を交えながら「セーフガーディング」の意味と必要性をお伝えし、そもそも暴力・ハラスメントとは何か、そしてなぜスポーツの現場に「セーフガーディング」が必要なのか、などポリシーの内容だけを理解してもらうのではなく、スタッフの方一人一人がアクションの必要性を本当の意味で理解し、今後主体的に取り組んでいただけるようお話をいたしました。

S.C.P. Japanは、プレーヤー・指導者・スタッフ、子ども・大人などの立場に関係なく、関わる全ての人が安心・安全に参加できるスポーツ環境を創っていきたいと考えております。そのため、今回ジェフユナイテッド市原・千葉アカデミーの皆さまと連携し、一つ行動を起こせたことを大変嬉しく感じています。ご参加いただきました皆さま、クラブ関係者の皆さま本当にありがとうございました。

今後もS.C.P.Japanは各所と連携をしながら、セーフガーディングの取り組みを続けていきます。セーフガーディングポリシーの策定や研修の実施などにご関心がある方は是非以下よりお気軽にご連絡ください。

【報告】インクルーシブイベント「スマイルスポーツDAY!」を開催いたしました。(2021.10.3)

緊急事態宣言が明けた10月3日(日)に千葉県海浜幕張駅のZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREAで「スマイルスポーツDAY!」を開催いたしました。

本イベントは二部制で行い、第一部は4歳〜小学校1.2年生を対象に実施し、12名のお子様に参加していただきました。

当日は9月に開幕した日本初となる女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」に参加をしているジェフユナイテッド市原・千葉レディースの選手5名をゲストにお招きしました。

イベントの目的として「楽しく、チャレンジ、みんなで決める!」を掲げ、身体を動かすことと同時に「どうしたら全員(みんな)が楽しくできるか?」「そのために何かルールを付け加える?」などと子どもたちに問いかけながら、話し合いをしたり、ゲストのジェフレディース選手との対決ゲームでは作戦タイムを設けたり、初めて会うお友達同士でも会話をする場面が多くありました。

初めは緊張して強張っている表情の参加者も、ゲストの明るく元気な姿や、サポートスタッフの優しい対応に少しずつ緊張も解け、自然と笑顔が増えてきました。

最後に行ったサッカーの試合は各チームで事前にゴールパフォーマンスを決めておき、ゴールをした際はポーズをして得点になるというスペシャルルールで行いました。ゴールを決めた際にみんなで同じポーズをして喜び合うことでチームの一体感も出ていたように思います。

サッカーをするということがはじめての参加者も最後には「楽しかった!」と満面の笑みでご感想をいただけました。

第二部は小学校3年生〜6年生を対象に実施をし、8名の女の子達が参加してくれました。普段からサッカーをしていることもありボールタッチやドリブルなどサッカーの基本的な動きを交えたアクティビティを行い、ゲスト選手も交えたサッカーの試合では憧れの選手へと必死に向かっていく姿が印象的でした。最後に公式戦さながらの緊張感の中、PK対決も行いゴールを決めた際の喜び、外した時の悔しさをみんなで体感しました。

本イベントは一般社団法人S.C.P.Japanが主催、協力団体にジェフユナイテッド市原・千葉レディース、千葉県知的障がい者サッカー連盟、千葉「共に暮らす」フットボール協会、プライドハウス東京、支援団体に日本財団HEROs、会場協力にZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA、と多くの団体のご協力の下、開催することが出来ました。今後も千葉県内で様々な方々と連携をしながら、インクルーシブなスポーツ環境を広めていきたいです。

今回ご参加いただきました参加者の皆さま、協力団体・支援団体の皆さま、ボランティアスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。

【告知】10月26日(火)第三回BreakTalks開催決定!テーマ「インクルーシブな場づくり」

BreakTalksは、「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」を統一テーマに、多様なゲストをお招きし共生社会について議論するオンライン(時々オフライン)イベントです。多様なゲストの様々な活動を紹介し、お集まりいただいた参加者の皆さまと、多様性や共生社会について共に考えることを目的としています。

10月26日(火)開催の第三回BreakTalksでは、任意団体ウォーキングサッカー・イン・ザ・サイレンスで活動され、聴覚障がいをもつ当事者でもある日比秀則さんをゲストにお招きします。

ウォーキングサッカー・イン・ザ・サイレンスとは?

聴覚障がい者・失声症者や健聴者などが一緒にごちゃまぜになって、音/音声を出してはいけないという制限を楽しみながら行うウォーキングサッカー(ウォーキングフットボール)活動を展開する任意団体。オンラインでの「手話べりの会」なども実施されています。

★団体HPはこちら→https://wsits2020.com/

■日時:2021年10月26日(火)20:00〜21:15
■今回のテーマ:インクルーシブな場づくり
■イベント内容

  1. 主催団体紹介(10分)
  2. ゲストトーク、自己紹介・活動紹介含む(20分)
  3. ゲストのトークを深掘り(15分)
    ※聞き手:井上由惟子(S.C.P. Japan共同代表)
  4. オープン議論/Q&A(25分)
    参加者の方からの質問に答えながら、皆さんと一緒にインクルーシブ・多様性・共生社会などをキーワードにおしゃべりします。
  5. クロージング(5分)

■ゲスト紹介日比 秀則(ひび ひでのり)さん
任意団体ウォーキングサッカー・イン・ザ・サイレンスの設立者。元デフサッカー選手。先天性聴覚障害2級。

■参加対象:誰でも参加OK!

※ボランティア手話通訳あり。UDトークなどをお持ちの方は併用でご使用ください。

■方法:オンライン開催「Zoom」(オンライン会議システム)を使用

■参加費:無料

※S.C.P. Japanは一人ひとりが自分らしく歩める未来を皆さんと一緒に創っていきたいと思っています。皆さんと情報共有をしたり、実際に多様な人たちが集まる場づくりを大切にしています。S.C.P. Japanの活動に賛同し、応援してくださる場合は、500円から皆さんのお気持ちに合わせて任意でご寄付をご検討いただけますと幸いです。

<BreakTalks応援寄付ページ>https://checkout.square.site/merchant/MLFJE3VBHV9PV/checkout/2OVCCOTTHYM4ED343ILCQAHJ

※お申込みは10月25日(月)18時までとさせていただきます。