【告知】9月22日(木)第六回BreakTalks開催決定!テーマ「エシカルな選択」

BreakTalksは、「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」を統一テーマに、多様なゲストをお招きし共生社会について議論するオンライン(時々オフライン)イベントです。多様なゲストの様々な活動を紹介し、お集まりいただいた参加者の皆さまと、多様性や共生社会について共に考えることを目的としています。


9月22日(木)開催の第六回BreakTalksでは、ダイバーシティ&インクルージョン(以下「D&I」と表記)を推進するNPO法人GEWELの理事を務める稲葉哲治(いなば てつじ)さんをゲストにお招きして「エシカルな選択」について考えます。D&Iの推進や、SDGsの達成を目指しながら、気付かぬうちにそれと真逆の行動をしてしまっていないか?私たちの日々の選択・消費行動がどんなところに繋がっているのか?そんなことを考える機会にしていきたいです。

■日時:2022年9月22日(木)20:00〜21:15
■今回のテーマ:エシカルな選択
※人や社会、地域、環境などに配慮した個人の選択を「エシカルな選択」と言います。
■イベント内容

1.主催団体紹介/今回のテーマについて(10分)
2.ゲストトーク(20分)※インタビュー形式
3.オープン議論/Q&A(35分)
4.まとめ、次回予告(10分)

※内容は一部変更となることがあります。

■ゲスト紹介:稲葉 哲治(いなば てつじ)さん

えしかる屋 プロデューサー/サーキュラーHR 編集長/NPO法人GEWEL 理事

開成、東京大学から一転、中退して社会的ひきこもりを経験。
当事者性を活かしてセゾングループ人材会社にてNPO協働事業等を担当後、日立グループにて新規事業、若者キャリア支援会社起業、人事、人材コンサルタントを経て、日本最大の人事メディアにてコミュニティ運営等に従事。現在はサーキュラーエコノミーを人事・働き方へ活用するためのメディア「サーキュラーHR」編集長、女性役員を増やすWarisエグゼクティブのコンサルタント、ダイバーシティ&インクルージョンを推進するNPO法人GEWEL理事として活動中。TEDxSaku登壇「ハイブリッドキャリアのすすめ」登壇。

サステナブル・エシカルを軸にソーシャルセクターでも活動し、2012年よりフィリピン山岳少数民族の竹文化にインスパイアされたアクセサリーブランド「EDAYA」のプロボノを務める他、ブランドや店舗の支援、講演やファッションショー等のイベントに関わる。

2016年よりエシカル商品のセレクトショップのプロデュースを行い、2021年より鎌倉のセレクトショップ「えしかる屋」(鎌倉市雪ノ下3-9-5-1:オーナー 黒崎りえ)の運営に従事。

■参加対象:誰でも参加OK!

※ボランティア手話通訳あり。UDトークなどをお持ちの方は併用でご使用ください。

■方法:オンライン開催「Zoom」(オンライン会議システム)を使用

■参加費:無料

※S.C.P. Japanは一人ひとりが自分らしく歩める未来を皆さんと一緒に創っていきたいと思っています。皆さんと情報共有をしたり、実際に多様な人たちが集まる場づくりを大切にしています。S.C.P. Japanの活動に賛同し、応援してくださる場合は、500円から皆さんのお気持ちに合わせて任意でご寄付をご検討いただけますと幸いです。

<BreakTalks応援寄付ページ>

https://checkout.square.site/merchant/MLFJE3VBHV9PV/checkout/2OVCCOTTHYM4ED343ILCQAHJ


※お申込みは9月21日(水)18時までとさせていただきます。

すべての人が安心安全に楽しめるスポーツへ。S.C.P. Japanがスポーツにおける人権を守るセーフガーディングの事業を開始!#SafeSportDay

スポーツにおける子どものための国際保護措置(International Safeguarids for Children in Sport)のメンバーとして活動をする専門家を講師として招き、スポーツ関係者を対象としたセーフガーディング研修を実施。

一般社団法人S.C.P. Japan(以下「S.C.P. Japan」と表記)は、スミセイコミュニティスポーツ推進助成を受け、2022年度と2023年度の2年間、スポーツにおける子どもの権利と人権を守るセーフガーディングの事業を実施することになりました。

スポーツや体育の現場は、指導者と選手、ファシリテーターと参加者との間で力の差が生まれやすく、さらにその閉鎖的な現場環境は、暴力、虐待、ハラスメントの温床になりやすいことが多くの調査で明らかとなっています。近年、国際オリンピック委員会(IOC)をはじめとする国際スポーツ団体から、多くの草の根スポーツプログラムに至るまで、セーフガーディングポリシーの策定とその運用が推奨されています。さらに、International Safeguards for Children in Sport (スポーツにおける子どものための国際保護措置)によって、毎年8月8日が「安全なスポーツの日(#SafeSportDay)」に定められ、スポーツ現場における安全と安心を保つ責任が啓発されています。

事業1年目の2022年度は、セーフガーディング研修と基礎研修のカリキュラム開発をします。2年目は応用研修カリキュラムの開発と、実際に開発をしたカリキュラムを用いて、さらに多くの競技団体やプロスポーツチーム、草の根のスポーツクラブにセーフガーディング研修を実施する予定です。

スポーツにおけるセーフガーディング研修の開催

本事業はセーフガーディング研修から始まります。この研修では、子どもから大人まで様々なレベルのスポーツ組織で働く方々に、スポーツ組織の文脈における子どもの保護(セーフガーディング)について学んでいただき、受講者の方の自身の現場でのセーフガーディングの実践をサポートすることを目的にしています。競技団体や草の根スポーツクラブの関係者など、25人の受講者と共に、7月20日から4回シリーズのセーフガーディング研修が始まりました。研修講師は国際オリンピック委員会(IOC)のセーフガーディング研修などでも講師を務め、スポーツにおける子どものための国際保護措置(International Safeguarids for Children in Sport)のメンバーとしても活動をする専門家であるロンべ・ムワンブワ博士をお招きしています。


■研修日時:
・導入セッション:7月20日(水)19:00-19:45
・第1回:2022年7月27日(水)19:00-21:00
・第2回:2022年8月8日(月)19:00-21:00
・第3回:2022年8月22日(月)19:00-21:00

■研修講師:ロンベ・ムワンブワ博士(Dr  .Lombe Mwambwa)

研究、教育、実践を通して、スポーツにみられる不平等な問題に対する活動、および、スポーツを活用して社会の不平等に対して活動している。15年以上、南方アフリカを中心に、若年女性のためのスポーツを通じたトレーニングプログラムの開発と提供を行ってきた。セーフガーディングについては、国際的な組織の行うセーフガーディングの取り組みでプログラム開発やアドバイス提供など多くのリーダーシップを発揮し貢献をしている。

講師のムワンバさんから、#SafeSportDayを祝してメッセージをいただきました。

「スポーツは私たちの文化や社会の大きな部分を占めており、その安全を確保することは、子どもや大人がスポーツを十分に楽しめるようにするために、私たちが実現すべき重要な約束事です。私たちは、何か問題が起こったときに目をそらすべきではありません。また、積極的に行動し、セーフガーディングをスポーツ文化の中核として確立すべきです。フェアでインクルーシブなスポーツは、安全でなければならないのです。」

S.C.P.Japanは今後もスポーツにおけるセーフガーディングの取り組みに力を入れていきます。

▼「一般社団法人S.C.P. Japan」とは?
S.C.P. Japanは「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」をビジョンに掲げ、スポーツを通じて共生社会の実現を目指し、2020年に設立。①運動プログラム、②研修・啓発活動、③交流プログラムを柱に、障がい、ジェンダー、LGBTQ+、セーフガーディング、国際協力などのテーマで多様な団体と連携しながらプロジェクトを実施しています。

▼S.C.P. Japanのセーフガーディングの取り組み
S.C.P. Japanのセーフガーディングポリシー
https://scpjapan.com/aboutus/safegurdingpolicy
S.C.P. Japanがこれまでに実施したセーフガーディング研修
ジェフユナイテッド市原・千葉アカデミー
https://scpjapan.com/blog/archives/2093
ファジアーノ岡山アカデミー
https://scpjapan.com/blog/archives/2639

▼セーフガーディングの取り組みに役立つリソースはこちら
・”International Safeguards for Children in Sport” WEBサイト: https://safeinsport.org/
・THE EIGHT SAFEGUARDS: https://safeinsport.org/resources/#eight-safeguards
・Japanese: https://safeinsport.org/wp-content/uploads/2021/11/JAPANESE-Safeguarding-children-in-sport.pdf

【報告】第5回BreakTalks「テーマ:トランス女性とスポーツの現場」(2022.6.29)

6月29日(水)、S.C.P. Japanは、第5回目となるBreakTalksを実施しました。今回は、2020年からY.S.C.C.横浜(J3)でアスレティックパフォーマンスコーチを務めている松本 珠奈(まつもと しゅな)さんをゲストに招きました。珠奈さんは、ドイツに生まれ、ドイツやアメリカでコーチングについて学んだ後20年以上に渡って陸上のコーチやアスレティックパフォーマンスコーチを務めています。また、2022年にトランス女性であることを公表しています。

※1生まれた時に割当てられた性別と、自認する性別に違和がある人々の総称をトランスジェンダーと呼びます。なかでも、心だけでなく身体的にも本来の性に近づけたいと考える人たちのことをトランスセクシュアルと呼びます。トランス女性は、出生時、男の身体性と自らを女性であると認識する性自認が一致しないトランスジェンダー(トランスセクシュアルを含む)を意味します。

今回のBreakTalks では、珠奈さんのこれまでの経験や考え、働き方、これからのスポーツ界および広く社会に必要なことについてお話を聞きました。さらには珠奈さんのお話をきっかけに、「トランスジェンダーとスポーツ」「トランスジェンダーと社会」などについて参加者で意見交換する機会となりました。

ゲストトークに先立って、S.C.P.Japanメンバーの折目が、本日のテーマである「トランス女性とスポーツの現場」に関連する現状や課題について説明しました。

IOCは、スポーツ界におけるトランスジェンダー選手の競技参加に関わる方針として2021年11月に「公平で、包括的、そして性自認や性の多様性に基づく差別のないIOCの枠組み」を策定しました。この方針の中で、IOCは選手の大会出場に関して全競技共通の性別カテゴリーに関する基準は設置せず、各競技団体が競技の特性を踏まえて基準を策定することを規定しました。今後各競技で性別カテゴリーに関するルールが規定されていくことになります。一例として、最近、国際水泳連盟がトランスジェンダー女性の女子カテゴリーでの試合出場を認めない方針を示したことにより、これまでの実績が十分にある彼女たちが女子カテゴリーで試合に出場することが出来なくなってしまった例を紹介しました。

また、一般レベルのLGBTQ+当事者のスポーツへの参加についても触れ、周囲の無理解や知識不足、さらに性別に基づいて行われてきたスポーツの仕組みや構造などの理由により、LGBTQ+の若者、とくにノンバイナリーの若者がスポーツに参加する割合が低い状況にあることを説明しました。

※2 LGBTQは、Lesbian(レズビアン、自身の性自認が女性で同性の女性が恋愛対象の人)、Gay(ゲイ、自身の性自認が男性で同性の男性が恋愛対象の人)、Bisexual(バイセクシュアル、自身の性自認に関わらず、男性も女性も恋愛対象の人)、Transgender(トランスジェンダー、出生時に割り当てられた性別と、自認している性別に違和がある人)、Queer(クィア、性的指向や性自認が多数派ではない人)やQuestioning(クエスチョニング、性的指向や性自認を決められない、わからない、あえて決めない人)の頭文字をとった言葉で、LGBTQに収まらない性の多様性を「+(プラス)」で表現しています。

※3 ノンバイナリーとは、自分の性自認が男性・女性という性別のどちらにもはっきりと当てはまらない、または当てはめたくない、という考え。

このようにLGBTQ+当事者のスポーツ参加についてはまだまだ課題はあります。一方で、昨年行われた東京2020大会には過去最多となる211人のLGBTQ+をオープンにしている選手がオリンピックに参加するとともに、本大会が自認している性別カテゴリーでトランスジェンダーを公表している選手(ローレル・ハバード選手)が出場することができた初めてのオリンピックであったことも説明しました。

ハバード選手の大会出場は、トランスジェンダー当事者を可視化させ、若者のロールモデルになったばかりではなく、スポーツ界や社会においてさまざまな対話が生まれました。大会を通して、ハバード選手をはじめとするLGBTQ+アスリートが未来のスポーツ界とユースに向けて、たくさんのメッセージを伝えました。

その後、ゲストトークとしてS.C.P. Japanでインターンをしている鳥塚が、インタビュー形式で珠奈さんのこれまでの経験やカミングアウトに至った想い、今の社会やスポーツ界に求めることなどについて思いを伺いました。

珠奈さんのスポーツとコーチング経験

珠奈さん:「幼少時期を過ごしたドイツで12歳から陸上を始めました。ドイツはコーチングのライセンス取得制度のシステムも整っていること、ライセンスを持つコーチが所属するクラブは良い評判を得てクラブ入会者の増加に繋がること、地域によってはライセンスを持つコーチが指導するクラブには助成金が付与されることなどから、チーム側もコーチを育てることに積極的です。
そんな環境で陸上に取り組む中で14歳の頃から自分の所属する陸上クラブのコーチのアシスタントとして、子どものコーチングに関わるようになりました。メインコーチと共にコーチを務めることで指導方法について実践を得ながらコーチングの実績を積んでいきました。その後、アメリカのAthletes’ Performance(現在のEXOS)という組織でコーチングを学びました。『男女で差を付けないトレーニング』や『筋肉を鍛えるのではなく動きを鍛える』というポリシーに賛同したのがこの組織で学ぶことを決めた理由です。コーチングをするうえで、自分の指導した選手がいつか誰かのコーチとなれるよう、人を育てることが私の使命であり、重要なことだと考えています。」

カミングアウトまでの経緯、周りの反応

珠奈さん:「小さい頃は、性自認(Gender Identity, 自分自身の性別をどのように認識しているかということ。身体的構造と必ずしも一致しているわけではない)を特に意識していませんでした。周りが髪の長い自分も、女の子のような可愛らしい顔も自然に受け入れてくれていたことも関係しています。男でも女でもなかった自分の性自認が、成長するとともに女性に変わりました。ドイツでも昔カミングアウトしたことがあり、1年間は女性として社会生活を送りましたが当時仕事の実績もなく、様々な部分で困難があったため周囲にカミングアウトすることを諦めるようになりました。」

「2013年に日本に拠点を移した際に、新しい生活が大変でしたが、スカートを履いたりすることが自分であることを確認出来る時間でした。一方で、以前からメイクやネイルをしていたものの、周りからどのように見られるかを心配し、それについて何か質問を受けた時に説明できるよう、メイクするのは肌の荒れをファンデーションで隠すためなどの理由を考えながら生活していました。それでもカミングアウトしたい思いはあり、Y.S.C.C.横浜に入って2年目あたりから、インスタでトランスジェンダーであることが伝わる写真を載せたり、今までよりメイクを濃くするなどの方法で、少しずつオープンにして生活をするようになりました。
Y.S.C.C.横浜では、いつ意思表示しようか考えていたところ、監督に先に指摘され、その流れで自然にカミングアウトすることになりました。その後、監督がクラブに説明してくれました。また私が知らないところで監督が選手に私の性自認について説明してくれたことも後から知りました。クラブの他の男性コーチたちは気を遣ってくれていたのか、私がコーチの部屋で着替えをしている際には入って来ないようになりました。
Y.S.C.C.横浜には、さまざまなバックグラウンドをもつ選手たちが所属しています。このような理由もあってか、私に対しても批判や保守的な反応や対応はなく、いろいろな人を認めようとしているチームだと感じます。」

トランスジェンダーとスポーツ

珠奈さん:「陸上をしていた時に男性選手として競技に取り組むことについて嫌悪感はありませんでした。今でも陸上競技は男子の競技種目をやりたいという気持ちがあります。自分が取り組んでいた陸上競技の混成競技では男子は十種競技、女子は七種競技と種目数が異なっています。より多くの種目がある十種競技が好きですし、慣れていることもあり、可能ならば女子選手として、男性競技にしかない十種競技に参加したいと思っています。また、陸上ではトレーニングは男女が混ざって実施し、男女別の練習メニューもないため、性別での違和感も嫌な気持ちもありませんでした。また、現役選手として競技やっている時は、競技に集中し必死であったことから性自認については考えることはありませんでした。(他のトランスジェンダーの方とは異なる点かもしれませんが)」

「私はトランスジェンダーを公表しています。現在、コーチでありこれまでの選手としての記録やコーチングの実績で性別に関係なくコーチとして勝負できるのでトランスジェンダーであることは仕事をするうえで支障もありません。一方で、選手は、試合に出場出来る「性別」のカテゴリーにより、競技を続けることが出来なくなることもあるため、トランス選手は非常に厳しい状況にあると思います。ただ、ルールを変更したり、性別カテゴリーに関するルールを明確に設定したりすることでこれらの状況は変わるとも考えます。」

Q&A/交流セッション

前半のゲストトークを受けて、後半は参加者の方が積極的に意見交換をすることで交流する時間となりました。

珠奈さんは、LGBTQ+当事者も自然に生活している。周りにいる人も、「Lだから」、「Tだから」という特別な接し方でなく、LGBTQ+当事者の振る舞いを特別視せず、当然のものとして受け入れられるようになれば、他者への差別も生まれないのではないでしょうかとコメントしました。

また、社会の中で女性しか出来ない仕事、男性しか出来ない仕事などの制限がかかる場合がありますが、実力のある人が性別に関係なく、仕事に就くことが出来るにようになれば社会は変わるのではないかともコメントしました。例えばコーチという職業においては、指導する内容や方法について性別による違いはありません。またこれまで珠奈さんはクラブに通う子ども、大人のプロ選手、パラリンピックに出場してメダルを獲得した選手など様々な選手の指導にあたってきましたが、障害の有無や年齢は関係なく、自分にとっては同じアスリートとして同様に接していると、彼女自身の他者への接し方についてもコメントしました。

S.C.P. Japanは、BreakTalksを通して今後も多様なゲストや様々な活動を紹介し、多様な人々が集まる場となることで、多様性や共生社会についてより深く考えるきっかけを作りたいと考えています。

多種多様な方々15名にご参加いただき、参加者及び関係者の皆様に心より感謝を申し上げます。

最後に本企画を実施するにあたり、参加を快くお引き受けいただきました珠奈さん、運営面で動いてくださったボランティアスタッフ、手話通訳の皆様、そしてご参加いただきました参加者及び関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

【報告】ファジアーノ岡山アカデミー様を対象にセーフガーディングワークショップを実施いたしました。(2022.7.12)

2022年7月12日(火)ファジアーノ岡山アカデミースタッフ・コーチの皆さまを対象に「セーフガーディングワークショップ」を実施させていただきました。

今回S.C.P. Japanは、ファジアーノ岡山アカデミー様のセーフガーディングポリシー作成において、「コンサルテーション」と「ワークショップ実施」という形でお手伝いをさせていただいております。

スポーツの中で起きる暴力・ハラスメントが近年ようやく可視化・問題視をされ始め、国際的なスポーツ組織を筆頭にスポーツ界でもセーフガーディングの取り組みが急速に進んでいます。しかし、日本国内ではまだまだ十分なアクションがなされていません。そのような中で、昨年のジェフユナイテッド市原・千葉アカデミー様の取り組みに続き、同様にJリーグ所属のトップチームを有するファジアーノ岡山様のような大きなクラブが取り組みをされていること、そして弊団体もその素晴らしい取り組みにご一緒できることを大変嬉しく思います。

今回の研修はアカデミーのコーチ・スタッフにご参加いただき、対面の講義形式で実施をいたしました。人権・子どもの権利のお話を交えながら「セーフガーディング」の意味と必要性をお伝えし、そもそも暴力・ハラスメントとは何か、そしてなぜスポーツの現場に「セーフガーディング」が必要なのか、などポリシーの内容だけを理解してもらうのではなく、スタッフの方一人一人がアクションの必要性を本当の意味で理解し、今後主体的に取り組んでいただけるようお話をいたしました。
ご参加いただきました皆さま、クラブ関係者の皆さま本当にありがとうございました。

S.C.P. Japanは、プレーヤー・指導者・スタッフ、子ども・大人などの立場に関係なく、関わる全ての人が安心・安全に参加できるスポーツ環境を創っていきたいと考えております。

今後もS.C.P.Japanは各所と連携をしながら、セーフガーディングの取り組みを続けていきます。セーフガーディングポリシーの策定や研修の実施などにご関心がある方は是非以下よりお気軽にご連絡ください。

【告知】Find Fun スポーツ教室 (障がいのあるお子様に寄り添ったやさしいスポーツ教室)開催のお知らせ

2022年7月より「Find Fun スポーツ教室 〜障がいのあるお子様に寄り添った、やさしいスポーツ教室〜」を開催することとなりましたのでお知らせいたします。以下プログラム概要をご確認いただき、皆さまからのお申し込みお待ちしております。


■イベント名:
Find Fun スポーツ教室
〜障がいのあるお子様に寄り添った、やさしいスポーツ教室〜

■内容:
スポーツをみんなで思いきり楽しむ教室です。いろいろなレクリエーションやスポーツを知ったり・体験したりして、「動くこと」「人と関わること」「新しいことをやってみる」ことなどの楽しさを参加者の皆さんに感じていただきたいと思います。
でも・・・調子がのらない日には無理しなくて大丈夫!本人がやりたくないことを無理矢理やらせたり、嫌なことを言ったりしません。周りの友達の活動の様子を「見て」楽しむのだってスポーツ!
この教室では、ありのままの自分でみんなが安心していられる「居場所」を皆さんとつくっていきたいと思います。

■日程:全10回(日曜日開催) 13時00分〜14時00分
7月24日, 8月28日, 9月18日, 10月23日, 11月27日,12月11日, 1月22日, 2月26日,3月5日, 3月26日

※全て日曜日
※全日参加/お試し参加お選びいただけます
※会場の都合等により会場等が変更となることがあります。

■会場:リアクション柏
(千葉県柏市千代田2-11-7カワチ薬品柏中央店2階 ※柏駅より徒歩12分)
※会場変更の場合は、柏市または流山市内の体育館を確保します。

■参加対象:

・知的障がい、発達障がい、精神障がい等のある人、またはそうかも?と感じている人
・年齢:6歳〜18歳
・性別:女性*

※出生時に割り当てられた性別が女性の方、または出生時に割り当てられた性別に関係なく性自認が女性の方やそうかも?と思っている方

(一人で参加が不安な時は「親子で参加」「兄弟姉妹で参加」も大歓迎!!)

■募集人数: 15名ほど

■参加費: 無料

■応募方法:

① オンライン申込みによる応募(以下のボタンより申込みフォームへ飛べます)


② 本フォームでのお申込みが難しい方は、以下の「連絡先」へご連絡ください。
連絡先:一般社団法人 S.C.P. Japan(担当:繁浪・井上)
TEL:080−8723−4529
MAIL:info@scpjapan.com

■主催:一般社団法人 S.C.P. Japan(https://scpjapan.com/
「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」というビジョンの下、スポーツを通じた教育・研修・人材育成・国際協力事業等を行い共生社会を推進する活動をしています。

■協力:筑波大学体育系アダプテッド体育・スポーツ学研究室

■後援:柏市、流山市、流山市教育委員会

■その他:
本プロジェクトはナイキ・コミュニティ・インパクト・ファンド (NCIF) の助成により実施しています。

【告知】6月29日(水)第五回BreakTalks開催決定!テーマ「トランス女性とスポーツの現場」

BreakTalksは、「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」を統一テーマに、多様なゲストをお招きし共生社会について議論するオンライン(時々オフライン)イベントです。多様なゲストの様々な活動を紹介し、お集まりいただいた参加者の皆さまと、多様性や共生社会について共に考えることを目的としています。

6月29日(水)開催の第五回BreakTalksでは、2022年にトランス女性であることを公表した松本 珠奈(まつもと しゅな)さんをゲストに招き、コーチでありLGBTQ+当事者でもある松本さんのこれまでの経験や考え、働き方、これからのスポーツ界および広く社会に必要なこと、一人ひとりができることについて議論します。

■日時:2022年6月29日(水)20:00〜21:15
■今回のテーマ:トランス女性とスポーツの現場
■イベント内容

  1. 主催団体紹介/今回のテーマについて(10分)
  2. ゲストトーク(25分)※インタビュー形式
  3. オープン議論/Q&A(25分)
  4. まとめ、次回予告(10分)

※内容は一部変更となることがあります。

■ゲスト紹介:松本 珠奈(まつもと しゅな)さん

1985年にドイツ/ブレーメンに生まれる。ドイツやアメリカでコーチングについて勉強し、20年以上、陸上のコーチやアスレティックパフォーマンスコーチを務めている。右代啓祐選手(日本記録保持者/十種目競技)(2015-2016年)、パラリンピック選手、実業団駅伝チームをはじめとして、多くの競技選手をサポート。2020年から、Y.S.C.C.横浜(J3)でアスレティックパフォーマンスコーチを務め、2022年にトランス女性であることを公表した。ドイツ語、英語、日本語、フランス語の4か国語を使用している。ドイツ陸上競技連盟 公認B級コーチ(短距離)/公認B級跳躍コーチ(跳躍)、EXOS Performance Specialist Certification等のライセンスを保持。

■参加対象:誰でも参加OK!

※ボランティア手話通訳あり。UDトークなどをお持ちの方は併用でご使用ください。

■方法:オンライン開催「Zoom」(オンライン会議システム)を使用

■参加費:無料

※S.C.P. Japanは一人ひとりが自分らしく歩める未来を皆さんと一緒に創っていきたいと思っています。皆さんと情報共有をしたり、実際に多様な人たちが集まる場づくりを大切にしています。S.C.P. Japanの活動に賛同し、応援してくださる場合は、500円から皆さんのお気持ちに合わせて任意でご寄付をご検討いただけますと幸いです。

<BreakTalks応援寄付ページ>https://checkout.square.site/merchant/MLFJE3VBHV9PV/checkout/2OVCCOTTHYM4ED343ILCQAHJ

※お申込みは6月28日(火)18時までとさせていただきます。

【報告】開発と平和のためのスポーツ国際デー特別ウェビナー「運動プログラムとゲームベースアプローチ(GBA)」開催(2022.4.6)

「開発と平和のためのスポーツ国際デー(International Day of Sport for Development and Peace: IDSDP)」の4月6日(水)に、一般社団法人コーチトラスト協力のもと、特別オンラインイベントを開催しました。

「開発と平和のためのスポーツ国際デー(International Day of Sport for Development and Peace: IDSDP)」とは、スポーツの平和と開発を促し、寛容と相互理解を育む側面に着目して開発と平和に資するスポーツの活用について啓発する日と定められています。

今回のイベントでは、S.C.P. Japanの運動共育プログラムでも採用しているゲームベースアプローチ(GBAs:Game-Based Approaches)について、一般社団法人コーチトラスト代表理事であり、筑波大学体育系准教授の松元剛先生をお招きし理解を深めるとともに、S.C.P. Japanのプログラムを事例に、GBAsの考え方や、なぜGBAsが今求められているのか、学術的背景を踏まえて解説いただきました。

まずは、松元先生より一般社団法人コーチトラストの活動をご紹介いただき、ゲームベースアプローチ・プロジェクトの活動や引退競走馬支援プロジェクトについての紹介がありました。

次に、GBAsを実践で活用している事例として、S.C.P. Japanの運動共育プログラムの紹介を行いました。指導者が一方向で教えるのではなく、指導者を含めその場にいる人たちが対話を通して多様な個人を認め合う空間を共につくっていくことから、共に育むと書いて「運動共育プログラム」と表記しています。

S.C.P. Japanの運動共育プログラムには2種類のプログラムがあり、バルサ財団と連携して開催する「FutbolNetプログラム」と、S.C.P. Japanが主催する「ハッピーサッカー教室/ハッピースポーツ教室」について紹介しました。

「FutbolNetプログラム」においては、運動ゲーム自体が誰でも参加できるものとなっており、ゲームを通して多様性理解を深め、協力や尊重などの価値観について経験的に理解を深めています。また、運動ゲームに加えて必ずセットで「対話」の時間を設けることで、コミュニケーション能力などの社会的スキルを身につけることも目的としています。

同様に「ハッピーサッカー教室/ハッピースポーツ教室」においても、運動ゲームを通して子どもの権利について学ぶ機会を設けたり、ジェンダーについて経験的に考えるための運動ゲームを実施していることを紹介しました。

S.C.P. Japanの運動共育プログラムの紹介を受けて、松元先生は「まさに、ゲームベースアプローチの実践ですね」と話した上で「ゲームベースアプローチ(GBAs)とは何か?」を学術的に解説しました。

GBAsはスポーツのコーチング方法としてグローバルスタンダードであり、草の根のスポーツプログラムからトップアスリートの指導法まで幅広く活用されている理論です。特にラグビーなどの集団スポーツにおいては、以前より「Game Sense」という言葉で研究・実践されていた理論でもあります。

GBAsでは、学習者(プレーヤー)が「ゲーム形式(修正された・誇張されたゲーム)」の実践を通して「気づき(戦術的、社会的課題)」を得て、その気づきから「実践する力(技能、社会的スキル)」を身につけるというサイクルを繰り返します。

「ゲーム形式(修正された・誇張されたゲーム)」とは、学習者(プレーヤー)にとって必要な「気づき(戦術的、社会的課題)」が何であるかを指導者(ファシリテーター)が事前に考え、学習者(プレーヤー)が「気づき(戦術的、社会的課題)」を学ぶための修正がなされたゲームのことです。指導者がその場に複数いるのであれば指導者(ファシリテーター)間で情報共有が行われます。このようなゲーム形式を選択することが指導者(ファシリテーター)の役割の一つだそうです。

また、GBAsのサイクルのお話だけでなく、指導者(ファシリテーター)が指導(支援)する上でのポイントのお話もありました。「多くの質問をする」「あまり答えを与えない」というポイントにおいて、実際の現場では指導者(ファシリテーター)が答えを急いで提示してしまうことがあるそうです。「いかに答えを急がず、指導者(ファシリテーター)が我慢できるかも大切だ」と話しました。

松元先生からのGBAsについての学術的解説のあとは、質疑応答の時間になり、S.C.P. Japanのメンバーからの質問も含めて、多数の質問が寄せられました。松元先生は、一つ一つの質問に対して丁寧に、質問者のフィールドを確認しながら回答しました。

GBAsは、一つのスポーツ指導モデルであり、競技スポーツといったトップアスリートへのアプローチはもちろんのこと、多様な人たちがこの指導モデルをツールとして共に理解しながら主体的にゲームに取り組む場になっているとのことです。

まだまだ質問も尽きない中、時間も限られていましたので、参加された皆さまと共に最後は写真撮影を行いました。今回のイベントを開催した4月6日の「開発と平和のため国際スポーツデー」には、世界中の人たちがホワイトカードでスポーツを通じた平和促進の意思表明をするデジタルキャンペーンが行われています。

【告知】令和4年度「ハッピーサッカー教室」開催のお知らせ

2021年からスタートした「ハッピーサッカー教室」が2022年も継続開催が決定いたしました!

■イベント名:ハッピーサッカー教室

■趣旨:障害の有無、性別、経済レベル、人種等に関係なく誰でも参加できる運動遊び(サッカーなど)を行いながら「リスペクト」「チームワーク」「チャレンジ」の3つのキーワードを学んでいく。そして、誰もがハッピーにプレーするためにはどうしたらよいのか考える機会となることで、自他ともに尊重する心と他者と共に生きる力を育む。

■日程(予定):全10回(日曜日開催) 10時30分〜11時30分
2022年5/29(日),6/26(日),7/24(日),8/28(日),9/18(日),10/23(日),11/27(日)
2023年1/22(日),2/26(日),3/26(日)

■会場:リアクション柏(千葉県柏市千代田2-11-7カワチ薬品柏中央店2階 ※柏駅より徒歩12分)

■参加対象:4さい以上の未就学児・小学生(対象年齢以外の方でも相談可)
※女の子、経済的にスポーツ活動等に参加が難しいと考えている方、障がいがあることを気にされている方、運動が苦手な方など気にせずOK!だれでも大大大歓迎です!

■募集人数: 20名ほど

■参加費: 無料

■応募方法:
① オンライン申込みによる応募(以下のボタンより申込みフォームへ飛べます)

② 本フォームでのお申込みが難しい方は、以下の「連絡先」へご連絡ください。
連絡先:一般社団法人 S.C.P. Japan(担当:繁浪・井上)
TEL:080−3559−8485
MAIL:info@scpjapan.com

■主催:一般社団法人 S.C.P. Japan(https://scpjapan.com/
「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」というビジョンの下、スポーツを通じた教育・研修・人材育成・国際協力事業等を行い共生社会を推進する活動をしています。
■協力団体(会場提供):リアクション柏(https://www.reaction-kashiwa.com/
■助成団体:子どもゆめ基金

【告知】開発と平和のためのスポーツ国際デー特別ウェビナー開催! (2022.4.6)

4月6日(水)の「開発と平和のためのスポーツ国際デー(International Day of Sport for Development and Peace: IDSDP)」の日を祝して、一般社団法人コーチトラスト協力のもと、特別オンラインイベントを開催いたします!

開発と平和のためのスポーツ国際デーとは?

4月6日は国連が定めた「開発と平和のためのスポーツ国際デー(International Day of Sport for Development and Peace: IDSDP)」です。スポーツの平和と開発を促し、寛容と相互理解を育む側面に着目して開発と平和に資するスポーツの活用について啓発をする日と定められています※1。

本イベントでは、S.C.P. Japanの運動プログラムでも採用しているゲームベースアプローチ(GBA:Game-Based Approach)について、一般社団法人コーチトラスト代表理事であり、筑波大学体育系准教授の松元剛先生をお招きして理解を深めていきたいと思います。GBAはスポーツのコーチング方法としてグローバルスタンダードであり、草の根のスポーツプログラムからトップアスリートの指導法まで幅広く活用されている理論です。

スポーツを社会課題解決の為に活用する「開発と平和のためのスポーツ(SDP)」のプロジェクトの中の運動プログラムでも幅広く活用されています。GBAを実践で活用するS.C.P. Japanのプログラムを事例に、GBAの考え方や、なぜGBAが今求められているのか、専門的知見から解説頂きます。

※1 国連広報センターウェブサイト参照

■イベント名:
開発と平和のためのスポーツ国際デー特別ウェビナー

■テーマ:
運動プログラムとゲームベースアプローチ(GBA)

■ゲストスピーカー:

松元 剛 氏(一般社団法人コーチトラスト 代表理事)
現職は、筑波大学体育系・准教授。専門分野はコーチング学。専門競技はアメリカンフットボールで、筑波大学アメリカンフットボール部監督を歴任してきた。公益財団法人日本フラッグフットボール協会の理事も兼ねながら、学習指導要領に掲載された「フラッグフットボール」の教材研究をコーチング学・戦術学習理論を用いて行ってきた。その成果をもとに、教育員会主催による学校体育・フラッグフットボールの実技講習会の講師としても活躍中。

■日時:2022年4月6日(水)20:00-21:30

■方法:オンライン開催「Zoom」(オンライン会議システム)を使用

■参加費:無料

■お申込み方法:
① オンライン申込みによる応募
② 申込みフォームでのお申込みが難しい方は、お問合せ事項に記載の「連絡先」へご連絡ください。
お申し込みいただいた方に追ってイベントのZoom URLをお送りします。
※申込み期日:4月5日(火)23:59

■主催:一般社団法人S.C.P. Japan(https://scpjapan.com/)
「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」というビジョンの下、スポーツを通じた教育・研修・人材育成・国際協力事業等を行い共生社会を推進する活動をしています。
■協力:一般社団法人 コーチトラスト(https://www.coach-trust.com/)

■お問い合わせ
一般社団法人 S.C.P.Japan
メール:info@scpjapan.com
HP:https://scpjapan.com/

【報告】第2回女子サッカーブリッジ × S.C.P. Japanコラボオンラインイベント 「私の人生をデザインする~自分らしく豊かにいきるために考えておきたいこと」国際女性デー特別開催(2022.3.5)

3月5日(土)に国際女性デー特別企画として、昨年に引き続き、女子サッカーブリッジとのコラボイベントを実施しました。「私の人生をデザインする~自分らしく豊かにいきるために考えておきたいこと」を大きなテーマに、第8回IWG世界女性スポーツ会議にて発表する「海外女子サッカーブリッジプログラム」を紹介。また、35人の参加者の方々と7つの小テーマに分かれて対話をしました。

※本イベントはS.C.P. Japan主催の交流イベント「BreakTalks」の一環として実施しています。

まずは、女子サッカーブリッジのOGである福田真理香さん、山口紗都美さん、武末彩子さんの3人から、2022年11月にニュージーランドで開催される第8回IWG世界女性スポーツ会議について説明がありました。さらに、本世界会議で女子サッカーブリッジが発表団体として選ばれたことが報告されました。

IWG世界女性スポーツ会議は「スポーツのあらゆる分野への女性の参加を促す」を目的に、イギリスのブライトンにて、1994年に初めて開催されました。その後、4年に1度、大陸を移動しながら継続して開催されています。2018年に開催された第7回のボツワナの大会では、当時のスポーツ庁長官が出席し、日本のスポーツ政策について発表しました。今回、このような世界会議で、ブリッジOG3人が発表することは、大きな挑戦となります。

女子サッカーブリッジは「サッカーというツールを使って日本と海外を結ぶ架け橋になる」ことをコンセプトとしています。約30年に渡って実施されている海外女子サッカーツアーには、これまでに延べ500人が参加しました。また、20年間、アメリカの女子サッカー留学のサポートを行い、延べ50人が留学しています。女子サッカーブリッジの創設者は小林美由紀さんと羽石架苗さんの2人です。小林さんが実施していた、海外女子サッカーツアーに、羽石さんが参加したことをきっかけに、本格的に留学サポートを開始し「ブリッジ」となりました。

ブリッジは「サッカーのレベルは関係なし。意志ある人には誰でもサポート」をモットーにしています。留学後に自立した留学生活を送れるように、願書の準備、大学のサッカーチームの監督との連絡など、留学する本人が自分の力で留学準備を進めることを大切にし、サポートしています。

また、これまでもブリッジツアーやブリッジ留学に参加した仲間は世代を超えて繋がり、様々な活動をしています。例えば、熊本の震災時には、熊本のブリッジ仲間に募金活動を実施し、実際に熊本に訪問しました。また、岡山県の高校女子サッカー部にも訪問し、なかなか情報が届きにくい地方の高校生に、留学やキャリアについてお話しました。

ブリッジの仲間たちは自分の人生を自ら切り開いて、豊かに生きている人が沢山います。留学後に欧州のプロサッカーチームでプレーした品田彩来さんは、日本古来の正藍染(しょうあいぞめ)を手法とした藍染師として現在活躍しています。

第8回IWG世界女性スポーツ会議の説明と女子サッカーブリッジの紹介をしていただいた後は、多様な7つのテーマに分かれて参加者の方々とディスカッションを行いました。「出産・育児と私の人生」部屋では、子育てと仕事との両立に葛藤する想いを共有しながら、何でも完璧にやろうとしすぎないで自分を許すことも大切という点に共感が集まりました。

「人生選択の連続、決断ってどうするの?」部屋では、決断をする前にしっかり情報収集をして、自分のワクワクすることに従い、最終的には自分の意志で決断をすることが大切であると話しました。

「LGBTQ+/性の多様性について語る」部屋では、社会が男性と女性のジェンダー二元論によって構成されていることの生きづらさが共有されました。

ブリッジ創始者の小林さんは「ブリッジOGが主体となって企画・運営された本イベントの実施が嬉しい。これからも一緒にアクションをしていきたい」とブリッジの繋がりの大切さを再確認したよう。同じく創設者の羽石さんは「何かを変えるのには、長い年月がかかるもの。現在、当たり前ではないこと、辛抱強く、想いを持って、仲間と一緒に行動することでいつか変えることができる」と、国際女性デーに開催した本イベントの意義を強調しました。

最後は、一人ひとり「自分らしく人生を豊かにするために明日からできること」を紙に書いていただき、記念撮影を行いました。共通のテーマに沿って日々考えていることを共有する場があることの大切さを参加者の皆様と感じることができました。

本イベントにご参加いただきました皆様、ご協力いただいた女子サッカーブリッジの皆様、そして手話通訳ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。