セーフガーディング

2020年12月、私たちは「セーフガーディングポリシー」を策定いたしました。私たちS.C.P. Japanはスポーツや運動を通じて「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来をつくる」というビジョンの達成を目指して活動している団体です。私たちは、障害の有無、人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治的な意見、出身、出自、経済レベル、その他の身分などのいかなる理由による、いかなる種類の差別に反対し、基本的人権を守らなければなりません。

スポーツや体育の現場は、国内に限らず暴力や虐待、ハラスメントが絶えません。指導者と選手、ファシリテーターと参加者との間で力の差が生まれやすく、閉鎖的なスポーツや体育の現場は、暴力、虐待、ハラスメントの温床になりやすいことが多くの調査で明らかとなっています。日本でも暴力事件は後を経ちません。

近年、国際オリンピック委員会(IOC)をはじめとする国際スポーツ団体から、多くの草の根スポーツプログラムに至るまで、セーフガーディングポリシーの策定とその運用が推奨されています。さらに、International Safeguards for Children in Sport (スポーツにおける子どものための国際保護措置)によって、毎年8月8日が「安全なスポーツの日(#SaferSportDay)」に定められ、スポーツ現場における安全と安心を保つ責任が啓発されています。

共生社会を目指して、ダイバーシティ&インクルージョンの推進にスポーツや運動を通じて取り組む私たちは、このようなスポーツの負の側面に目を逸らさず、あらゆる暴力・虐待・ハラスメントを未然に防ぎ、私たちのプログラムに安心してご参加いただけるような環境を整える義務があると考えています。そのため、策定された「セーフガーディングポリシー」「行動規範」「セーフガーディング報告の取り扱いについて」を、日々見直し、必要に応じて改訂を行いながら適切に運用をして参ります。

活動にあたりS.C.P. Japanのメンバーはこの方針を遵守し、多様化するあらゆる危害から子どもたちを始めとする参加者を守る意識をより一層高め、一人ひとりが自分らしく歩んでいける安全な未来をつくるため、さらに力を入れて取り組んでいきます。

※S.C.P.Japanは「ユニセフ 子どもの権利とスポーツの原則」の賛同団体にもなっています。https://childinsport.jp/supports/

安心・安全相談窓口

S.C.P. Japanの安心・安全相談窓口の相談フォームです。
S.C.P. Japanの活動の関係者が、暴力・暴言等の不適切な行為を行った場合は、こちらのページよりS.C.P. Japanのセーフガーディングチームに相談(通報)することができます。


※緊急性が高い場合や、団体外窓口へ相談をされたい場合は以下のような相談機関までご連絡ください。


安心・安全が脅かされて心や体が傷ついているとき、あなたの心の健康が守られるように、以下のような相談窓口で話を聞いてもらったり、サポートを受けたりすることもできます。

S.C.P. Japan セーフガーディング資料