女性らしさから、ありのままの自分へ

S.C.P. Japanはプライドハウス東京、公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)協力のもと、「女性らしさ」に捉われない一人ひとりの多様性を色を用いて発信する動画を制作し、2022年6月11日に公開しました。

※トップページ画像内の写真提供クラブ(五十音順):
INAC神戸レオネッサ、アルビレックス新潟レディース、AC長野パルセイロ・レディース、サンフレッチェ広島レジーナ、日テレ・東京ヴェルディベレーザ、マイナビ仙台レディース、三菱重工浦和レッズレディース

「女性らしさから、ありのままの自分へ」イメージ画像

一般社団法人S.C.P. Japanは、任意団体「プライドハウス東京」コンソーシアム(※1)と、日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)から全面的な協力をいただき「女性らしさから、ありのままの自分へ」プロジェクトの動画を公開いたしました。

本動画では、WEリーグ、なでしこリーグに所属する現役サッカー選手7人に「色」にまつわるインタビューを実施し「女子サッカー」に象徴される色や「自分」を表す色について語っていただきました。選手たちの考えやエピソードを通して、世の中に存在する「女性らしさ」に問いを生み、「ありのままの自分」でいることが肯定される社会のきっかけとなればという思いが込められています。

本動画が日常の中の「女性らしさ」を考える機会となり、性別に関わらず自由に「自分」の選択ができる後押しとなるようなメッセージを届けます。

動画はこちらよりご覧いただけます。
タイトル「女性らしさから、ありのままの自分へ」

「女性らしさから、ありのままの自分へ」完成動画

東京2020大会を契機に設立された「プライドハウス東京」は、NPO団体や企業、大使館が協働し、LGBTQ+に関するさまざまな情報発信や居場所づくりを行ってきました。また、性自認や性的指向、性別表現に関わらず、誰もがありのままの自分でいることのできる社会を目指し、LGBTQ+の人々が抱える課題の解決や理解の促進に向けてスポーツの力を活用しています。

【関連団体】
主催:プライドハウス東京、一般社団法人 S.C.P. Japan
協力:公益財団法人日本サッカー協会(JFA)、公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)、DAZN Japan Investment合同会社
制作協力:株式会社 Rebolt(映像ディレクション)
助成団体:ONSIDE Fund (事務局: Women Win )

出演者情報(五十音順)

<インタビュー及び動画ラストメッセージ出演>
・石田みなみ選手/ノジマステラ神奈川相模原
・大滝麻未選手/ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
・樫本芹菜選手/スフィーダ世田谷FC
・サリナ ボールデン選手/ちふれASエルフェン埼玉
・下山田志帆選手/無所属
・仲田歩夢選手/大宮アルディージャVENTUS
・濱本まりん選手/大和シルフィード

<動画ラストメッセージ出演>
・伊藤美紀選手/INAC神戸レオネッサ
・植木理子選手/日テレ・東京ヴェルディベレーザ
・上野紗稀選手/三菱重工浦和レッズレディース
・大久保舞選手/AC長野パルセイロ・レディース
・川島はるな選手/サンフレッチェ広島レジーナ
・國武愛美選手/マイナビ仙台レディース
・平尾知佳選手/アルビレックス新潟レディース

コメント

■仲田歩夢選手/大宮アルディージャVENTUS
「色についてはいままで考えたことのないテーマで少し難しかったですが、考えることに楽しさもありました。どんな立場のどんな人でも何にもとらわれることなく、ありのままに生きてほしいと思っています。女子サッカーを知っている人にも、知らない人にもたくさんの方に届いてほしい映像です」

■小林美由紀/WEリーグ理事 兼 理念推進部長
「WEリーグのファーストシーズンが終了し、先日、優勝チームやMVPなどを表彰するWEリーグアウォーズを開催しました。選手たちは、思い思いの服に身をまとい、それぞれの個性を表現していました。この動画では、選手たちが自身を色で例えていますが、自分が一番心地の良い色がきっと『ありのままの自分』なのではないかと思います。WEリーグの理念である『一人ひとりが輝く社会』の実現のためには、自分の輝く色やPOWERを見つけ、育て、発信していくことが大切です。自分に自信を持ち、それを見た方々が元気になる。すなわち、それは自身も周りの人もEMPOWERすることに繋がります。
自分の色を語っている『ありのまま』の選手たちの笑顔で、皆さんも自然と自分の色を見つけられるのではないでしょうか」

■下山田志帆選手 株式会社Rebolt共同代表
「この度、映像ディレクション兼出演者として本プロジェクトに参加させていただきました。 スポーツ界ひいては社会において『”無意識な”女性らしさ』の存在が、多様で素敵な個性を阻んでいるように感じる場面を何度も目にしてきました。  今回、動画に出演いただいた選手の皆さんには『色』をテーマに、ありのままな姿を言葉で表現してもらいました。選手の皆さんの言葉や表情を通して、『無意識な女性らしさ』への気づきや『ありのままでいることへのワクワク』を少しでも感じてもらえたらと思います。  正直、選手の皆さんが話してくれた言葉を、一字一句お届けしたかったなと。スポーツ界や社会の現状に、スポーツ界の中から声をあげることの力強さを、ディレクション側に立つことで改めて感じました。今回の動画制作が一歩目となり、スポーツ界からの次なる発信へと繋がっていったら嬉しいです」

3月8日国際女性デーを記念してプロジェクトローンチイベントを開催

プロジェクトの始動を祝して、プロジェクト背景や意義を届けるため、3月8日(火)の国際女性デーに「女性らしさから、ありのままの自分へ」オンラインローンチイベントを開催しました。スポーツ界やメディアなど多様なフィールドで活躍するパネリスト5名を招き、世の中の「女性らしさ」について考え、「ジェンダーに捉われずありのままの自分を表現すること」「スポーツ界から多様性社会の実現に向けてできること」などについて、トークセッションを行いました。プロジェクトの始動を祝し、JFA田嶋幸三会長、WEリーグ岡島喜久子チェア、Women Win のグロリア・ロサレス・ペーニャさんからメッセージもいただきました。

国際女性デーイベントイメージ画像

【登壇者】
第一部:動画制作プロジェクト 制作チームによるクロストーク
・プライドハウス東京(アスリート発信チーム)、一般社団法人S.C.P. Japan (折目 真地、橋本 紗英)
・株式会社Rebolt (内山 穂南、下山田 志帆)

第二部:パネルディスカッション テーマ「女性らしさから、ありのままの自分へ」
・大滝 麻未(現役女子サッカー選手/ジェフユナイテッド市原・千葉レディース、一般社団法人なでケア設立者)
・下山田 志帆(現役女子サッカー選手、株式会社Rebolt共同代表)
・中倉 あかね(公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ 理念推進部 / マーケティング部)
・松岡 けい(DAZN JAPAN Vice President Communications & PR)​​
・松本 珠奈(アスレティックパフォーマンスコーチ/Y.S.C.C.横浜)
<モデレーター>
・野口 亜弥(プライドハウス東京理事(アスリート発信チーム)、一般社団法人S.C.P. Japan共同代表)

【関連団体】
主催:プライドハウス東京、一般社団法人S.C.P. Japan
協力:公益財団法人日本サッカー協会(JFA)、公益社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)、DAZN Japan Investment合同会社、NPO法人東京レインボープライド
制作協力:株式会社 Rebolt(映像ディレクション)
助成団体:ONSIDE Fund (事務局: Women Win )

イベントの様子はこちらからご確認いただけます。

※1 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機として、LGBTQ+に関する理解を広げることを目指し立ち上がったプロジェクトで、現在はLGBTQ+やソーシャル関連の活動を行うNPOや個人とともに、「教育・多様性発信」「文化・歴史・アーカイブ」「ウェルネス・サポート」「アスリート発信」「祝祭・スポーツイベント・ボランティア」「居場所づくり」「仕組みづくり」「レガシー運営チーム」という個別テーマを掲げた8つのチームにわかれ、協働プログラムを企画・実施しています。2020年10月11日に新宿御苑駅近くに「プライドハウス東京レガシー」という日本初の常設の大型総合LGBTQ+センターを開設し、運営しています。
公式ホームページ:https://pridehouse.jp

 ※2「普通はこうあるべきのない世界をつくる」をビジョンに掲げ、現役/元サッカー選手の下山田志帆・内山穂南が設立 。「WAGAMAMAであれ」をメッセージに、ひと・場所・プロダクトづくりをしています。2021年にはブランドOPTをスタートし、第一弾商品として吸収型ボクサーパンツを販売。

※3 本プロジェクトは、グローバルにスポーツをツールに、ジェンダー平等社会を目指すWomen Win (オランダ)が運営するONSIDE Fund (https://www.onsidefund.org)からの助成を受けて実施しています。

*本投稿はプライドハウス東京のプレスリリースの内容を一部変更して掲載しています。