【報告】インクルーシブイベント「スマイルスポーツDAY!」を開催いたしました。(2021.10.3)

緊急事態宣言が明けた10月3日(日)に千葉県海浜幕張駅のZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREAで「スマイルスポーツDAY!」を開催いたしました。

本イベントは二部制で行い、第一部は4歳〜小学校1.2年生を対象に実施し、12名のお子様に参加していただきました。

当日は9月に開幕した日本初となる女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」に参加をしているジェフユナイテッド市原・千葉レディースの選手5名をゲストにお招きしました。

イベントの目的として「楽しく、チャレンジ、みんなで決める!」を掲げ、身体を動かすことと同時に「どうしたら全員(みんな)が楽しくできるか?」「そのために何かルールを付け加える?」などと子どもたちに問いかけながら、話し合いをしたり、ゲストのジェフレディース選手との対決ゲームでは作戦タイムを設けたり、初めて会うお友達同士でも会話をする場面が多くありました。

初めは緊張して強張っている表情の参加者も、ゲストの明るく元気な姿や、サポートスタッフの優しい対応に少しずつ緊張も解け、自然と笑顔が増えてきました。

最後に行ったサッカーの試合は各チームで事前にゴールパフォーマンスを決めておき、ゴールをした際はポーズをして得点になるというスペシャルルールで行いました。ゴールを決めた際にみんなで同じポーズをして喜び合うことでチームの一体感も出ていたように思います。

サッカーをするということがはじめての参加者も最後には「楽しかった!」と満面の笑みでご感想をいただけました。

第二部は小学校3年生〜6年生を対象に実施をし、8名の女の子達が参加してくれました。普段からサッカーをしていることもありボールタッチやドリブルなどサッカーの基本的な動きを交えたアクティビティを行い、ゲスト選手も交えたサッカーの試合では憧れの選手へと必死に向かっていく姿が印象的でした。最後に公式戦さながらの緊張感の中、PK対決も行いゴールを決めた際の喜び、外した時の悔しさをみんなで体感しました。

本イベントは一般社団法人S.C.P.Japanが主催、協力団体にジェフユナイテッド市原・千葉レディース、千葉県知的障がい者サッカー連盟、千葉「共に暮らす」フットボール協会、プライドハウス東京、支援団体に日本財団HEROs、会場協力にZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA、と多くの団体のご協力の下、開催することが出来ました。今後も千葉県内で様々な方々と連携をしながら、インクルーシブなスポーツ環境を広めていきたいです。

今回ご参加いただきました参加者の皆さま、協力団体・支援団体の皆さま、ボランティアスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。

【お知らせ】ウィメン・ウィンの「オンサイドファンド」から助成金を獲得。スポーツを通じたジェンダー平等プロジェクト開始

S.C.P. Japanはオランダを拠点にスポーツを通じたジェンダー平等を国際的に推進する非営利団体のウィメンウィン(Women Win)が運営・実施をする、「オンサイドファンド(ONESIDE Fund)」からプロジェクトの助成金の対象団体として選ばれました。

オンサイドファンド(ONSIDE Fund)は、全ての女性と女児が平等にスポーツにアクセスできる権利を保証するために、各国・各地域の特徴に応じたローカルな解決策の提案を推奨するために開始され助成プログラムです。また、20代を中心とした組織であり、フェミニズムの視点に立ったプロジェクトを実施している団体を助成金の対象団体としています。オンサイドファンドは、全てのシスジェンダー、トランスジェンダー、ノンバイナリーの人々を支援し、社会構造上、不利な立場にある、黒人、先住民、混血、有色人種、LGBTQ+、難民、移民コミュニティの女性と女児(障がいの有無に関わらず)への支援を重点においています。

ONSIDE Fundのウェブサイト:https://www.onsidefund.org/

本助成には、世界105か国836のプロジェクトが申請し、第1弾セレクションと第2弾セレクションを経て49のプロジェクトが助成対象プロジェクトとして選定されました。S.C.P. Japanは第2弾セレクションで対象団体として選定されました。アジア・大洋州地域からはS.C.P. Japanの他に、ネパール、パプア・ニューギニア、インド、パキスタン、ラオス、サモア、スリランカの団体が選定されました。

S.C.P. Japanは本プロジェクトの中で「女性らしさの再定義」をテーマに映像制作を行う予定です。サッカー界やプライドハウス東京とも連携しながらプロジェクト進めていきたいと思います。

※ウィメン・ウィン(Women Win)とは
2006年にスポーツを通じてジェンダー平等社会を目指すことを目的に、オランダのアムステルダムに設立された非営利組織です。世界中の女性と女児が安全・安心にスポーツにアクセスできる環境を整えるともに、現地の文化に合わせて、スポーツを通じた多様な教育・啓発プログラムを現地のパートナー団体と展開しています。2019年には世界36か国56のパートナー団体の活動に協力し、これまでに400万人以上の女性たちの活動をサポートしています。

Women Winのウェブサイト:https://www.womenwin.org/

【報告】WEリーグが主催する「第二回WE MEETING」にて講師をさせていただきました。(2021.5.6)

2021年5月6日(木)に一般社団法人日本女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)が主催する「第二回WE MEETING」にて共同代表の野口亜弥が講師を務めさせていただきました。

WEリーグとはWomen Empowerment Leagueの略称であり、今年の9月に開幕する日本初の女子のプロサッカーリーグです。女子サッカー、スポーツを通じて多様性の溢れる社会、女性が輝く社会を実現することが理念として掲げられています。

第二回WE MEETINGでは、「サッカーを通じて女性がエンパワーメントされるとはどういったことなのか」、「誰もが力を発揮できるスポーツ文化をどのように作っていくべきなのか」、そして「多様性が尊重される社会の実現にスポーツはどのように貢献できるのか」について、ジェンダーの視点から選手の皆さんとディスカッションさせていただきました。

WE MEETINGを経て、WEリーグの行動規範である「クレド」の開発が進められています。
日本のスポーツ界の歴史的な瞬間に関われたことは大変嬉しく、光栄な機会をいただき感謝しています。

尚、「第一回WE MEETING」の様子はWEリーグのホームページよりご覧いただけます。

【報告】文京区主催国際女性デー記念シンポジウム「サッカー×キャリア×未来~キャリアを活かし、未来を切り拓く~」にパネリストとして登壇させていただきました。(2021.3.5)

2021年3月5日(金)に文京区が主催する国際女性デーシンポジウム「「サッカー×キャリア×未来~キャリアを活かし、未来を切り拓く~」に共同代表の野口がパネリストとして参加させていただきました。

本シンポジウムは文京区主催、UN Women日本事務所共催、(公財)日本サッカー協会、一般社団法人日本女子プロサッカーリーグが協力して行われたシンポジウムです。

2021年9月に開幕する日本の女子プロサッカーリーグであるWEリーグはWomen’s Empowerment Leagueとの名称の通り、サッカーを通じて社会の女性の活躍を積極的に推進していくことを理念として掲げています。岡島チェアからはロールモデルとしてのWEリーガーの存在や、妊娠・出産を考慮した選手へのサポート、更には日本国内に留まらず、アジア全体の女子サッカーを盛り上げていきたいという方向性がお話されました。

野口からは、サッカーを活用してアメリカ、スウェーデン、ザンビアで暮らし、国際経験を積めたことがセカンドキャリアにどのように活かされているのか実体験を踏まえてお話させていただきました。

今年9月に開幕を控えるWEリーグですが、世界でも珍しく、社会におけるジェンダー平等、女性のエンパワーメントをビジョンに掲げています。元女子サッカー選手3名で創設したS.C.P. Japanも女子サッカー出身者として、セカンドキャリアにおいても、自分たちらしくどこかで誰かの道標になれるように、今後とも活動していきたいと思います。

https://www.facebook.com/jfanadeshiko/posts/3297799246987307