S.C.P. Japanが運動を通じて進める共育プログラムで、モルテンのスポーツ用品を使用。多様な子どもたちが安心・安全に楽しめる運動・スポーツ環境を共につくります。
1月24日は「教育の国際デー」。モルテンの組み立て式サッカーボール「MY FOOTBALL KIT(マイフットボールキット)」を障がいのある子ども向け運動プログラムで使用しました。
⼀般社団法⼈S.C.P. Japan(以下、S.C.P. Japan)は、2022年度、スポーツ用品メーカーの株式会社モルテン(以下、モルテン)よりスポーツ用品の提供を受けることとなりました。スポーツを通じて共生社会づくりを目指すS.C.P. Japanの理念に共感いただき、S.C.P. Japanが展開するさまざまな運動を通じた共育プログラム*で活用します。
*運動を通じた共育プログラムは、助成金や協力団体のサポートをいただき実施しています。助成先や協力団体のルールに従って、提供いただいた用品は使用いたします。
S.C.P. Japanの運動を通じた共育プログラムでは、障がいの有無、性別、性的指向、性自認、経済レベルに関わらず、誰もが安全に、安心してスポーツや運動に取り組める環境を大切にしています。スポーツの中で生まれる無意識のバイアスや偏見、スポーツや社会の構造的不平等により、障がいのある子ども、女の子、LGBTQ+当事者、経済的に困窮している家庭で育つ子どもたちはスポーツに参加できる機会が限られています。S.C.P. Japanは、あらゆる子どもが参加できるプログラムを展開するとともに参加者を限定したプログラムも実施し、誰もが参加しやすい運動機会の提供を目指しています。
また、セッションを通じて、多様な子どもたちが自らアイデアを出し合い、ルールを変更し、誰もが安全・安心に楽しくスポーツができる環境を整えていく過程をサポートしています。子どもたちが対話を通して多様性を理解し、誰もが楽しめる空間を自分たちでつくる力を育むことが、共生社会づくりにつながると考えています。
国連が1月24日に定めた「教育の国際デー(International Day of Education)」に先駆け、1月21日(土)には、モルテンが子どもたちの成長のきっかけを届ける目的で開発した、組み立て式サッカーボール「MY FOOTBALL KIT(マイフットボールキット)(※1)」を、障がいのある子どもたちを対象としたS.C.P. Japanのプログラムで使用しました*。当日は、夢中になってボールを組み立てる子どもたちの姿が見られました。マイフットボールキットは、組み立てる過程で子どもたちの立体の感覚を高めたり、友達と教えあうコミュニケーションが生まれことを狙いとしています。また、再生材料を40%以上使用しており環境に配慮した素材を使用しています。
【株式会社モルテンよりコメント】
株式会社モルテン 長谷川 乃亜様
スポーツ事業本部マーケティング統括部ブランドマーケティンググループグループリーダー
「すべての人が参加し、運動することの楽しさと空間を分かち合う。モルテンもS.C.P. Japan様の共育プロジェクトに実際に参加し、誰もが安全で安心して楽しくスポーツができる環境の実現にどのように貢献できるか、一緒になってプレイフィールドの中で考えていきます」
【MY FOOTBALL KIT(マイフットボールキット)とは?】
すべての子どもたちの成長のきっかけに貢献する「MY FOORBALL KIT(マイフットボールキット)」は社会貢献を考えている企業、団体がすべての子どもたちへさまざまな体験を届けることで、SDGsに掲げられた目標4「質の高い教育」と目標12「つくる責任・使う責任」に貢献するプログラムです。すべての子どもたちが体験を通じて学習やスポーツの魅力を体感することを目的としてつくられました。つくり、遊び、なおす。持続可能な教育の仕組みが子どもたちの豊かな思考をつちかっていきます。
公式サイト www.myfootballkit.jp
問い合わせ先 myfootballkit@molten.co.jp(担当:内田)
「動こう!遊ぼう!楽しもう!」プログラムを石川県金沢市で実施
2022年12月27日、石川県野々市市にて、おおくわこども食堂とのコラボレーションイベント「動こう!遊ぼう!楽しもう!」を開催しました。モルテンから提供いただいたスポーツ用品を活用した他、地域のフットサルコート、mark sports communityにも会場協力いただきました。
石川県金沢市おおくわ周辺を拠点に毎月1回こども食堂を運営する、おおくわこども食堂と、石川県白山市にて米粉を使ったキッシュを販売する、白山キッシュハウスQ U I(クゥーイ)にも協力いただき「運動×食事」をテーマに実施しました。運動タイムでは、性別や年齢、障がいの有無、運動の得意不得意に関係なく、誰もが楽しめる「ウォーキングサッカー」を行いました。走らない・接触しない・ボールは浮かせないなどのルールを確認した後、ウォーミングアップを行い、試合を実施しました。参加者は「子どもから大人まで楽しむことができました。ぜひ来年も参加したい」と、充実した様子でした。
運動後は、カフェスペースでお弁当、キッシュ、豚汁を食べました。参加者同士の会話も自然と生まれた団欒タイムとなりました。おおくわこども食堂代表の土井裕介さんは「みんなでからだを動かして、同じ空間でご飯を食べるという理想とする形ができた」と、イベントを振り返りました。
子ども食堂をきっかけに多様な経験を子どもたちにしてほしいと願う、おおくわこども食堂とのプログラムを継続して実施していく予定です。
【S.C.P. Japanの運動を通じた共育プログラム一覧】
<2022年度:定期開催>
◆バルサ財団の開発したSportNet方法論を活用したプログラム(場所:栃木県/東京都)
・対象者:障がい児童対象(週1回)/不登校の子ども・若者(年間3-6回)/児童養護施設の子ども(年間3-6回)
・主催:バルサ財団、協力:グローバルキッズメソッド
◆障がい者サッカー教室(場所:神奈川)
・対象者:障がいのある小中学生対象(年8回)
・主催:神奈川県、共催:公益財団法人神奈川県障がい者スポーツ協会
◆ハッピーサッカー教室(場所:千葉県)
・対象者:障がいの有無/年齢/性別など関わらず多様な子どもたち(月1回)
・協力団体:子どもゆめ基金、リアクション柏
◆Find Funスポーツ教室
・対象者:障がいのある女の子(月1回)
・協力団体: ナイキジャパングループ合同会社
<2022年度:不定期開催>
◆児童館で過ごす異年齢の児童が一緒に活動するプログラム
◆国際交流・異文化交流を目的とした大人向けプログラム
◆障がいのある方の就労支援を行う団体と連携した大人向けプログラム
◆運動を通じて、子どもの権利を学ぶプログラム
◆運動を通じて、多様な性のあり方について考える機会を提供するプログラム
※その他、S.C.P. Japanのファシリテーターが他団体の活動に参加し、プログラムを実践させていただく場合もあります。
▼株式会社モルテン
スポーツ用品メーカーのモルテンは、1958年よりバスケットボール、ハンドボール、サッカー、バレーボールなど競技用ボールをはじめとするスポーツ用品の製造と販売を行い、決して妥協することない品質を維持しています。モルテンは世界中のトップリーグやチーム、国際大会で使用される公式試合球やスポーツエキップメントなどの革新的製品を生み出し、グローバル・スタンダードとしての品質を高め続けています。(公式サイト https://www.molten.co.jp/)
▼一般社団法人S.C.P. Japan
S.C.P. Japanは「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」をビジョンに掲げ、スポーツを通じて共生社会の実現を目指し、2020年に設立。①運動プログラム、②研修・啓発活動、③交流プログラムを柱に、あらゆる能力、女性、LGBTQ+、国際協力、セーフガーディングの5つのテーマに注力して、多様な団体と連携しながらプロジェクトを実施しています。(公式サイト https://scpjapan.com)