【告知】Find Fun スポーツ教室 (障がいのあるお子様に寄り添ったやさしいスポーツ教室)開催のお知らせ

2022年7月より「Find Fun スポーツ教室 〜障がいのあるお子様に寄り添った、やさしいスポーツ教室〜」を開催することとなりましたのでお知らせいたします。以下プログラム概要をご確認いただき、皆さまからのお申し込みお待ちしております。


■イベント名:
Find Fun スポーツ教室
〜障がいのあるお子様に寄り添った、やさしいスポーツ教室〜

■内容:
スポーツをみんなで思いきり楽しむ教室です。いろいろなレクリエーションやスポーツを知ったり・体験したりして、「動くこと」「人と関わること」「新しいことをやってみる」ことなどの楽しさを参加者の皆さんに感じていただきたいと思います。
でも・・・調子がのらない日には無理しなくて大丈夫!本人がやりたくないことを無理矢理やらせたり、嫌なことを言ったりしません。周りの友達の活動の様子を「見て」楽しむのだってスポーツ!
この教室では、ありのままの自分でみんなが安心していられる「居場所」を皆さんとつくっていきたいと思います。

■日程:全10回(日曜日開催) 13時00分〜14時00分
7月24日, 8月28日, 9月18日, 10月23日, 11月27日,12月11日, 1月22日→変更1月29日, 2月26日,3月5日, 3月26日

※12月11日のみ15時00分〜16時00分の開催となります。
※1月22日の開催は1月29日に変更となりました。
※全日参加/お試し参加お選びいただけます
※会場の都合等により会場等が変更となることがあります。

■会場:リアクション柏
(千葉県柏市千代田2-11-7カワチ薬品柏中央店2階 ※柏駅より徒歩12分)
※会場変更の場合は、柏市または流山市内の体育館を確保します。

■参加対象:

・知的障がい、発達障がい、精神障がい等のある人、またはそうかも?と感じている人
・年齢:6歳〜18歳
・性別:女性*

※出生時に割り当てられた性別が女性の方、または出生時に割り当てられた性別に関係なく性自認が女性の方やそうかも?と思っている方

(一人で参加が不安な時は「親子で参加」「兄弟姉妹で参加」も大歓迎!!)

■募集人数: 15名ほど

■参加費: 無料

■応募方法:

① オンライン申込みによる応募(以下のボタンより申込みフォームへ飛べます)


② 本フォームでのお申込みが難しい方は、以下の「連絡先」へご連絡ください。
連絡先:一般社団法人 S.C.P. Japan(担当:繁浪・井上)
TEL:080−8723−4529
MAIL:info@scpjapan.com

■主催:一般社団法人 S.C.P. Japan(https://scpjapan.com/
「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」というビジョンの下、スポーツを通じた教育・研修・人材育成・国際協力事業等を行い共生社会を推進する活動をしています。

■協力:筑波大学体育系アダプテッド体育・スポーツ学研究室

■後援:柏市、流山市、流山市教育委員会

■その他:
本プロジェクトはナイキ・コミュニティ・インパクト・ファンド (NCIF) の助成により実施しています。

【告知】6月29日(水)第五回BreakTalks開催決定!テーマ「トランス女性とスポーツの現場」

BreakTalksは、「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」を統一テーマに、多様なゲストをお招きし共生社会について議論するオンライン(時々オフライン)イベントです。多様なゲストの様々な活動を紹介し、お集まりいただいた参加者の皆さまと、多様性や共生社会について共に考えることを目的としています。

6月29日(水)開催の第五回BreakTalksでは、2022年にトランス女性であることを公表した松本 珠奈(まつもと しゅな)さんをゲストに招き、コーチでありLGBTQ+当事者でもある松本さんのこれまでの経験や考え、働き方、これからのスポーツ界および広く社会に必要なこと、一人ひとりができることについて議論します。

■日時:2022年6月29日(水)20:00〜21:15
■今回のテーマ:トランス女性とスポーツの現場
■イベント内容

  1. 主催団体紹介/今回のテーマについて(10分)
  2. ゲストトーク(25分)※インタビュー形式
  3. オープン議論/Q&A(25分)
  4. まとめ、次回予告(10分)

※内容は一部変更となることがあります。

■ゲスト紹介:松本 珠奈(まつもと しゅな)さん

1985年にドイツ/ブレーメンに生まれる。ドイツやアメリカでコーチングについて勉強し、20年以上、陸上のコーチやアスレティックパフォーマンスコーチを務めている。右代啓祐選手(日本記録保持者/十種目競技)(2015-2016年)、パラリンピック選手、実業団駅伝チームをはじめとして、多くの競技選手をサポート。2020年から、Y.S.C.C.横浜(J3)でアスレティックパフォーマンスコーチを務め、2022年にトランス女性であることを公表した。ドイツ語、英語、日本語、フランス語の4か国語を使用している。ドイツ陸上競技連盟 公認B級コーチ(短距離)/公認B級跳躍コーチ(跳躍)、EXOS Performance Specialist Certification等のライセンスを保持。

■参加対象:誰でも参加OK!

※ボランティア手話通訳あり。UDトークなどをお持ちの方は併用でご使用ください。

■方法:オンライン開催「Zoom」(オンライン会議システム)を使用

■参加費:無料

※S.C.P. Japanは一人ひとりが自分らしく歩める未来を皆さんと一緒に創っていきたいと思っています。皆さんと情報共有をしたり、実際に多様な人たちが集まる場づくりを大切にしています。S.C.P. Japanの活動に賛同し、応援してくださる場合は、500円から皆さんのお気持ちに合わせて任意でご寄付をご検討いただけますと幸いです。

<BreakTalks応援寄付ページ>https://checkout.square.site/merchant/MLFJE3VBHV9PV/checkout/2OVCCOTTHYM4ED343ILCQAHJ

※お申込みは6月28日(火)18時までとさせていただきます。

【報告】開発と平和のためのスポーツ国際デー特別ウェビナー「運動プログラムとゲームベースアプローチ(GBA)」開催(2022.4.6)

「開発と平和のためのスポーツ国際デー(International Day of Sport for Development and Peace: IDSDP)」の4月6日(水)に、一般社団法人コーチトラスト協力のもと、特別オンラインイベントを開催しました。

「開発と平和のためのスポーツ国際デー(International Day of Sport for Development and Peace: IDSDP)」とは、スポーツの平和と開発を促し、寛容と相互理解を育む側面に着目して開発と平和に資するスポーツの活用について啓発する日と定められています。

今回のイベントでは、S.C.P. Japanの運動共育プログラムでも採用しているゲームベースアプローチ(GBAs:Game-Based Approaches)について、一般社団法人コーチトラスト代表理事であり、筑波大学体育系准教授の松元剛先生をお招きし理解を深めるとともに、S.C.P. Japanのプログラムを事例に、GBAsの考え方や、なぜGBAsが今求められているのか、学術的背景を踏まえて解説いただきました。

まずは、松元先生より一般社団法人コーチトラストの活動をご紹介いただき、ゲームベースアプローチ・プロジェクトの活動や引退競走馬支援プロジェクトについての紹介がありました。

次に、GBAsを実践で活用している事例として、S.C.P. Japanの運動共育プログラムの紹介を行いました。指導者が一方向で教えるのではなく、指導者を含めその場にいる人たちが対話を通して多様な個人を認め合う空間を共につくっていくことから、共に育むと書いて「運動共育プログラム」と表記しています。

S.C.P. Japanの運動共育プログラムには2種類のプログラムがあり、バルサ財団と連携して開催する「FutbolNetプログラム」と、S.C.P. Japanが主催する「ハッピーサッカー教室/ハッピースポーツ教室」について紹介しました。

「FutbolNetプログラム」においては、運動ゲーム自体が誰でも参加できるものとなっており、ゲームを通して多様性理解を深め、協力や尊重などの価値観について経験的に理解を深めています。また、運動ゲームに加えて必ずセットで「対話」の時間を設けることで、コミュニケーション能力などの社会的スキルを身につけることも目的としています。

同様に「ハッピーサッカー教室/ハッピースポーツ教室」においても、運動ゲームを通して子どもの権利について学ぶ機会を設けたり、ジェンダーについて経験的に考えるための運動ゲームを実施していることを紹介しました。

S.C.P. Japanの運動共育プログラムの紹介を受けて、松元先生は「まさに、ゲームベースアプローチの実践ですね」と話した上で「ゲームベースアプローチ(GBAs)とは何か?」を学術的に解説しました。

GBAsはスポーツのコーチング方法としてグローバルスタンダードであり、草の根のスポーツプログラムからトップアスリートの指導法まで幅広く活用されている理論です。特にラグビーなどの集団スポーツにおいては、以前より「Game Sense」という言葉で研究・実践されていた理論でもあります。

GBAsでは、学習者(プレーヤー)が「ゲーム形式(修正された・誇張されたゲーム)」の実践を通して「気づき(戦術的、社会的課題)」を得て、その気づきから「実践する力(技能、社会的スキル)」を身につけるというサイクルを繰り返します。

「ゲーム形式(修正された・誇張されたゲーム)」とは、学習者(プレーヤー)にとって必要な「気づき(戦術的、社会的課題)」が何であるかを指導者(ファシリテーター)が事前に考え、学習者(プレーヤー)が「気づき(戦術的、社会的課題)」を学ぶための修正がなされたゲームのことです。指導者がその場に複数いるのであれば指導者(ファシリテーター)間で情報共有が行われます。このようなゲーム形式を選択することが指導者(ファシリテーター)の役割の一つだそうです。

また、GBAsのサイクルのお話だけでなく、指導者(ファシリテーター)が指導(支援)する上でのポイントのお話もありました。「多くの質問をする」「あまり答えを与えない」というポイントにおいて、実際の現場では指導者(ファシリテーター)が答えを急いで提示してしまうことがあるそうです。「いかに答えを急がず、指導者(ファシリテーター)が我慢できるかも大切だ」と話しました。

松元先生からのGBAsについての学術的解説のあとは、質疑応答の時間になり、S.C.P. Japanのメンバーからの質問も含めて、多数の質問が寄せられました。松元先生は、一つ一つの質問に対して丁寧に、質問者のフィールドを確認しながら回答しました。

GBAsは、一つのスポーツ指導モデルであり、競技スポーツといったトップアスリートへのアプローチはもちろんのこと、多様な人たちがこの指導モデルをツールとして共に理解しながら主体的にゲームに取り組む場になっているとのことです。

まだまだ質問も尽きない中、時間も限られていましたので、参加された皆さまと共に最後は写真撮影を行いました。今回のイベントを開催した4月6日の「開発と平和のため国際スポーツデー」には、世界中の人たちがホワイトカードでスポーツを通じた平和促進の意思表明をするデジタルキャンペーンが行われています。

【告知】令和4年度「ハッピーサッカー教室」開催のお知らせ

2021年からスタートした「ハッピーサッカー教室」が2022年も継続開催が決定いたしました!

■イベント名:ハッピーサッカー教室

■趣旨:障害の有無、性別、経済レベル、人種等に関係なく誰でも参加できる運動遊び(サッカーなど)を行いながら「リスペクト」「チームワーク」「チャレンジ」の3つのキーワードを学んでいく。そして、誰もがハッピーにプレーするためにはどうしたらよいのか考える機会となることで、自他ともに尊重する心と他者と共に生きる力を育む。

■日程(予定):全10回(日曜日開催) 10時30分〜11時30分
2022年5/29(日),6/26(日),7/24(日),8/28(日),9/18(日),10/23(日),11/27(日)
2023年1/22(日)→変更1/29(日),2/26(日),3/26(日)

■会場:リアクション柏(千葉県柏市千代田2-11-7カワチ薬品柏中央店2階 ※柏駅より徒歩12分)

■参加対象:4さい以上の未就学児・小学生(対象年齢以外の方でも相談可)
※女の子、経済的にスポーツ活動等に参加が難しいと考えている方、障がいがあることを気にされている方、運動が苦手な方など気にせずOK!だれでも大大大歓迎です!

■募集人数: 20名ほど

■参加費: 無料

■応募方法:
① オンライン申込みによる応募(以下のボタンより申込みフォームへ飛べます)

② 本フォームでのお申込みが難しい方は、以下の「連絡先」へご連絡ください。
連絡先:一般社団法人 S.C.P. Japan(担当:繁浪・井上)
TEL:080−3559−8485
MAIL:info@scpjapan.com

■主催:一般社団法人 S.C.P. Japan(https://scpjapan.com/
「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」というビジョンの下、スポーツを通じた教育・研修・人材育成・国際協力事業等を行い共生社会を推進する活動をしています。
■協力団体(会場提供):リアクション柏(https://www.reaction-kashiwa.com/
■助成団体:子どもゆめ基金

【告知】開発と平和のためのスポーツ国際デー特別ウェビナー開催! (2022.4.6)

4月6日(水)の「開発と平和のためのスポーツ国際デー(International Day of Sport for Development and Peace: IDSDP)」の日を祝して、一般社団法人コーチトラスト協力のもと、特別オンラインイベントを開催いたします!

開発と平和のためのスポーツ国際デーとは?

4月6日は国連が定めた「開発と平和のためのスポーツ国際デー(International Day of Sport for Development and Peace: IDSDP)」です。スポーツの平和と開発を促し、寛容と相互理解を育む側面に着目して開発と平和に資するスポーツの活用について啓発をする日と定められています※1。

本イベントでは、S.C.P. Japanの運動プログラムでも採用しているゲームベースアプローチ(GBA:Game-Based Approach)について、一般社団法人コーチトラスト代表理事であり、筑波大学体育系准教授の松元剛先生をお招きして理解を深めていきたいと思います。GBAはスポーツのコーチング方法としてグローバルスタンダードであり、草の根のスポーツプログラムからトップアスリートの指導法まで幅広く活用されている理論です。

スポーツを社会課題解決の為に活用する「開発と平和のためのスポーツ(SDP)」のプロジェクトの中の運動プログラムでも幅広く活用されています。GBAを実践で活用するS.C.P. Japanのプログラムを事例に、GBAの考え方や、なぜGBAが今求められているのか、専門的知見から解説頂きます。

※1 国連広報センターウェブサイト参照

■イベント名:
開発と平和のためのスポーツ国際デー特別ウェビナー

■テーマ:
運動プログラムとゲームベースアプローチ(GBA)

■ゲストスピーカー:

松元 剛 氏(一般社団法人コーチトラスト 代表理事)
現職は、筑波大学体育系・准教授。専門分野はコーチング学。専門競技はアメリカンフットボールで、筑波大学アメリカンフットボール部監督を歴任してきた。公益財団法人日本フラッグフットボール協会の理事も兼ねながら、学習指導要領に掲載された「フラッグフットボール」の教材研究をコーチング学・戦術学習理論を用いて行ってきた。その成果をもとに、教育員会主催による学校体育・フラッグフットボールの実技講習会の講師としても活躍中。

■日時:2022年4月6日(水)20:00-21:30

■方法:オンライン開催「Zoom」(オンライン会議システム)を使用

■参加費:無料

■お申込み方法:
① オンライン申込みによる応募
② 申込みフォームでのお申込みが難しい方は、お問合せ事項に記載の「連絡先」へご連絡ください。
お申し込みいただいた方に追ってイベントのZoom URLをお送りします。
※申込み期日:4月5日(火)23:59

■主催:一般社団法人S.C.P. Japan(https://scpjapan.com/)
「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」というビジョンの下、スポーツを通じた教育・研修・人材育成・国際協力事業等を行い共生社会を推進する活動をしています。
■協力:一般社団法人 コーチトラスト(https://www.coach-trust.com/)

■お問い合わせ
一般社団法人 S.C.P.Japan
メール:info@scpjapan.com
HP:https://scpjapan.com/

【報告】第2回女子サッカーブリッジ × S.C.P. Japanコラボオンラインイベント 「私の人生をデザインする~自分らしく豊かにいきるために考えておきたいこと」国際女性デー特別開催(2022.3.5)

3月5日(土)に国際女性デー特別企画として、昨年に引き続き、女子サッカーブリッジとのコラボイベントを実施しました。「私の人生をデザインする~自分らしく豊かにいきるために考えておきたいこと」を大きなテーマに、第8回IWG世界女性スポーツ会議にて発表する「海外女子サッカーブリッジプログラム」を紹介。また、35人の参加者の方々と7つの小テーマに分かれて対話をしました。

※本イベントはS.C.P. Japan主催の交流イベント「BreakTalks」の一環として実施しています。

まずは、女子サッカーブリッジのOGである福田真理香さん、山口紗都美さん、武末彩子さんの3人から、2022年11月にニュージーランドで開催される第8回IWG世界女性スポーツ会議について説明がありました。さらに、本世界会議で女子サッカーブリッジが発表団体として選ばれたことが報告されました。

IWG世界女性スポーツ会議は「スポーツのあらゆる分野への女性の参加を促す」を目的に、イギリスのブライトンにて、1994年に初めて開催されました。その後、4年に1度、大陸を移動しながら継続して開催されています。2018年に開催された第7回のボツワナの大会では、当時のスポーツ庁長官が出席し、日本のスポーツ政策について発表しました。今回、このような世界会議で、ブリッジOG3人が発表することは、大きな挑戦となります。

女子サッカーブリッジは「サッカーというツールを使って日本と海外を結ぶ架け橋になる」ことをコンセプトとしています。約30年に渡って実施されている海外女子サッカーツアーには、これまでに延べ500人が参加しました。また、20年間、アメリカの女子サッカー留学のサポートを行い、延べ50人が留学しています。女子サッカーブリッジの創設者は小林美由紀さんと羽石架苗さんの2人です。小林さんが実施していた、海外女子サッカーツアーに、羽石さんが参加したことをきっかけに、本格的に留学サポートを開始し「ブリッジ」となりました。

ブリッジは「サッカーのレベルは関係なし。意志ある人には誰でもサポート」をモットーにしています。留学後に自立した留学生活を送れるように、願書の準備、大学のサッカーチームの監督との連絡など、留学する本人が自分の力で留学準備を進めることを大切にし、サポートしています。

また、これまでもブリッジツアーやブリッジ留学に参加した仲間は世代を超えて繋がり、様々な活動をしています。例えば、熊本の震災時には、熊本のブリッジ仲間に募金活動を実施し、実際に熊本に訪問しました。また、岡山県の高校女子サッカー部にも訪問し、なかなか情報が届きにくい地方の高校生に、留学やキャリアについてお話しました。

ブリッジの仲間たちは自分の人生を自ら切り開いて、豊かに生きている人が沢山います。留学後に欧州のプロサッカーチームでプレーした品田彩来さんは、日本古来の正藍染(しょうあいぞめ)を手法とした藍染師として現在活躍しています。

第8回IWG世界女性スポーツ会議の説明と女子サッカーブリッジの紹介をしていただいた後は、多様な7つのテーマに分かれて参加者の方々とディスカッションを行いました。「出産・育児と私の人生」部屋では、子育てと仕事との両立に葛藤する想いを共有しながら、何でも完璧にやろうとしすぎないで自分を許すことも大切という点に共感が集まりました。

「人生選択の連続、決断ってどうするの?」部屋では、決断をする前にしっかり情報収集をして、自分のワクワクすることに従い、最終的には自分の意志で決断をすることが大切であると話しました。

「LGBTQ+/性の多様性について語る」部屋では、社会が男性と女性のジェンダー二元論によって構成されていることの生きづらさが共有されました。

ブリッジ創始者の小林さんは「ブリッジOGが主体となって企画・運営された本イベントの実施が嬉しい。これからも一緒にアクションをしていきたい」とブリッジの繋がりの大切さを再確認したよう。同じく創設者の羽石さんは「何かを変えるのには、長い年月がかかるもの。現在、当たり前ではないこと、辛抱強く、想いを持って、仲間と一緒に行動することでいつか変えることができる」と、国際女性デーに開催した本イベントの意義を強調しました。

最後は、一人ひとり「自分らしく人生を豊かにするために明日からできること」を紙に書いていただき、記念撮影を行いました。共通のテーマに沿って日々考えていることを共有する場があることの大切さを参加者の皆様と感じることができました。

本イベントにご参加いただきました皆様、ご協力いただいた女子サッカーブリッジの皆様、そして手話通訳ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。

【報告】第四回BreakTalks「テーマ:精神障害」(ゲスト藤井あすかさん)を開催しました。(2022.1.28)

1月28日(金)、第四回目となるBreakTalksを開催しました。今回のテーマは「精神障がい」。S.C.P. Japanのメールマガジンのリード文を担当し、現在、双極性障害(躁うつ病)をもつ、精神障害3級の藤井あすかさんをゲストにお招きしました。

前半は、藤井さんからパーソナルストーリーを伺いました。いつ頃から鬱(うつ)病を発症し、これまでどのように病気と向き合ってきたのか、双極性障害とはどういったものなのか、どうして障がい者手帳を取得したのか、についてお話をしていただきました。後半は藤井さんに、参加者の皆さんからの様々な質問にお答えいただきました。

藤井さんのパーソナルストーリー

藤井あすかさんは小学校3年生から地元の少年団でサッカーを楽しんでいましたが、純粋にサッカーを楽しめなくなってしまったそうです。真面目と人から言われる性格で、高校2年生の1月頃に、鬱病を発症してしまいました。同時期に、サッカー選手としてより、サッカーを指導することにやりがいを感じ、大学に進学してコーチングについて学び、卒業後も指導を続けてきましたが、現在では自身の心の状況にあった働き方を現在は模索しています。

私と精神障害

高校2年生の頃、朝起きれなかったり、起きても身体がダルかったりと、成績も下がりがちで部活もうまくいかなくなってしまったようです。年明けの1月、部活の朝練に参加するために登校すると身体が熱っぽくて保健室で横になりました。すると涙が止まらなくなってしまいました。そして、それ以降登校できなくなってしまい医療機関で鬱病の診断を受けます。

高校3年生の中頃には少しずつ登校できる日もありましたが、高校は中退し卒業認定試験を受験して高校卒業程度の資格を得ます。大学に進学し、サッカーの指導者を目指しました。しかし、大学時代や社会人になってからも、何度か鬱状態になり、仕事を休みと復帰を繰り返していました。その後反復性鬱病性障害と診断が変わり、1度入院も経験しました。その中で2017年に精神障害者手帳3級の手続きを行いました。

2019年にまた体調を崩し、職を離れます。1週間の検査入院をして「双極性障害」と再度診断が変わりました。双極性障害は躁と鬱を繰り返し、躁の状態になると饒舌になりオーバーワークになります。そしてそのあと必ず鬱に襲われます。年に1度ずつそれぞれの状態が交互にきます。今は投薬により、躁と鬱の山と谷を小さくすることができているようです。

今、そしてこれから

現在は働くことへの自信をなくしていると正直な気持ちを素直に話してくれました。その中で「ありのままの自分」を知って、どうしたら「自分らしく」を楽しめるのかを模索しているそうです。そのためにはサポートの重要性も痛感していると言います。家族はもちろん、病院や信頼できるカウンセラーとの関係がとても大切です。

また社会制度を活用することも大切にしているそうです。行政の福祉サービスを受けることで、様々な専門家を頼ることができ、全てを自分で抱えなくて済みます。そういったサービスを受けたいからこそ精神障害者手帳を持つことに決めたそうです。また、リワークや就労移行支援事業所、就労デイケアなども活用しているようです。仕事じゃなくても構わないので、やりがいを見つけて、成長することを諦めずにいたいと話してくれました。

「ただの病気だから」の一言に救われた経験

後半は藤井さんと高校時代からの旧友である、S.C.P.Japanの野口のファシリテーションのもと、参加者からの多様な質問に藤井さんに答えていただきました。「子どもに鬱病を伝える時にどのように説明したらいいと思いますか?」という参加者からの質問に、藤井さん自身が初めて鬱病を発症した時に、両親に言われた「病気だから、きちんと治療をすればちゃんと良くなるよ」という言葉に救われたという経験を共有していただきました。

イベント終了後、「これまで身近に双極性障がいについて話を聞く機会がなく、このような機会がありがたい」と多くの参加した方からコメントをいただき、当事者として自身の経験を共有してくださった藤井さんの勇気に感謝の意が示されました。

S.C.P. Japanは、BreakTalksを通して今後も多様なゲストや様々な活動を紹介し、多様な人々が集まる場となることで、多様性や共生社会についてより深く考えるきっかけを作りたいと考えています。

多様な17人の方々にご参加いただき、参加者及び関係者の皆様に心より感謝を申し上げます。

最後に本企画を実施するにあたり、参加を快くお引き受けいただきました藤井さん、そして運営面で動いてくださったボランティアスタッフ、手話通訳の皆様、ありがとうございました。

【告知】国際女性デー特別企画!第2回女子サッカーブリッジ × S.C.P. Japanコラボオンラインイベント (2022.3.5)

3月8日の「国際女性デー」を祝して、S.C.P. Japanと女子サッカーブリッジは今年もオンラインイベントを開催いたします!イベント当日(3月5日)は、「私の人生をデザインする」を大きなテーマに「自分らしく豊かにいきるために考えておきたいこと」に関連するいくつかの話題に分かれて、参加者同士が自由にディスカッションをします。また、冒頭には女子サッカーブリッジOGより、約30年間女子サッカーアメリカツアーを開催してきたブリッジプログラムの紹介と、4年に1度開催されている『(IWG)世界女性スポーツ会議』の概要を紹介します。

※2021年の国際女性デーに第1回コラボイベントを実施し、この度第2回(2年連続)の開催が実現しました。2021年のイベントの様子はこちら
※本イベントはS.C.P. Japan主催の交流イベント「BreakTalks」の一環として実施しています。

【イベント概要】
国際女性デー特別企画!
第2回 女子サッカーブリッジ × S.C.P. Japan コラボオンラインイベント

■実施日:
2022年3月5日(土)20:00~21:30
■テーマ:
「私の人生をデザインする ~自分らしく豊かにいきるために考えておきたいこと~」
■会場:
オンライン(Zoomを使用)
※お申込みいただいた後、イベント前日までにZoomURLをお知らせします。
■参加対象:
以下の方々や、テーマにご関心がある方であれば誰でもOK!
★★留学に関心のある方、スポーツ選手のセカンドキャリアに関心のある方、サッカー関係者、海外に興味のある方、スポーツをするお子さんの保護者、ジェンダー問題に関心のある方、D&IやDEIに関心のある方、スポーツ通じた社会作りに関心のある方、など★★
■参加費:無料
■応募方法:
① オンライン申込みによる応募(申込みフォームはこちら
② 本フォームでのお申込みが難しい方は、info@scpjapan.com へご連絡ください。
■申込み期日:
3月5日(土)15:00まで
■その他:
ボランティア手話通訳あり。UDトークなどをお持ちの方は併用でご使用ください。

【イベント内容】

20:00〜20:10 オープニング、主催団体紹介
20:10〜20:25 「世界女性スポーツ会議(IWG)概要、IWGに向けての取り組み」
20:25〜20:45 *テーマ別ディスカッション① 
20:50〜21:10  *テーマ別ディスカッション②
21:15〜21:25 感想共有・写真撮影
21:25〜21:30 クロージング

※テーマ別ディスカッションでは以下7つのテーマのブレイクアウトルームを用意。参加者は気になるテーマのお部屋に入れます。
<ブレイクアウトルーム別テーマ(予定)>
1.「出産・育児と私の人生」部屋
2.「人生選択の連続、決断ってどうする?」部屋
3.「海外経験から日本での生活に活かせることを考える」部屋
4.「叶えたい夢、推しについて語る」部屋
5.「LGBTQ+/性の多様性について語る」部屋
6.「日々のもやもやについて吐き出す」部屋
7.「留学/女子サッカーブリッジについて何でも相談」部屋

<主催団体>
①女子サッカーブリッジ(http://www.girlsoccer-bridge.com/
女子サッカーブリッジはこれまで50名以上の日本の女子サッカー選手の留学をサポートし、約30年間に渡りブリッジツアーを開催して日本のサッカー少女たちにアメリカでサッカーをする機会を作ってきました。
これまでブリッジツアーに参加した人数は延500人です。「サッカーのレベルは関係なし!想いと意志がある人なら誰でもサポートする」が女子サッカーブリッジのモットーです。

②一般社団法人S.C.P. Japan(https://scpjapan.com/
「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」というビジョンの下、スポーツを通じた教育・研修・人材育成・国際協力事業等を行い共生社会を推進する活動をしています。

【告知】1月28日(金)第四回BreakTalks開催決定!テーマ「精神障がい」

BreakTalksは、「一人ひとりが自分らしく歩んでいける未来を創る」を統一テーマに、多様なゲストをお招きし共生社会について議論するオンライン(時々オフライン)イベントです。多様なゲストの様々な活動を紹介し、お集まりいただいた参加者の皆さまと、多様性や共生社会について共に考えることを目的としています。

1月28日(金)開催の第四回BreakTalksでは、S.C.P. Japanの毎月のメールマガジンのリード文を担当し、現在、双極性障害を持つ、精神障害3級の藤井あすかさんをゲストにお招きします。

■日時:2022年1月28日(金)20:00〜21:15
■今回のテーマ:精神障がい
■イベント内容

  1. 主催団体紹介(10分)
  2. ゲストトーク、自己紹介・活動紹介含む(20分)
  3. ゲストのトークを深掘り(15分)※聞き手:野口 亜弥(S.C.P. Japan共同代表)
  4. オープン議論/Q&A(25分)参加者の方からの質問に答えながら、皆さんと一緒にインクルーシブ・多様性・共生社会などをキーワードにおしゃべりします。
  5. クロージング(5分)

■ゲスト紹介:藤井 あすか(ふじい あすか)さん
小学3年生からサッカーを始め、サッカーコーチになって、今は人生のハーフタイム中。座右の銘は「何苦礎日々進也」。精神障害3級。

■参加対象:誰でも参加OK!

※ボランティア手話通訳あり。UDトークなどをお持ちの方は併用でご使用ください。

■方法:オンライン開催「Zoom」(オンライン会議システム)を使用

■参加費:無料

※S.C.P. Japanは一人ひとりが自分らしく歩める未来を皆さんと一緒に創っていきたいと思っています。皆さんと情報共有をしたり、実際に多様な人たちが集まる場づくりを大切にしています。S.C.P. Japanの活動に賛同し、応援してくださる場合は、500円から皆さんのお気持ちに合わせて任意でご寄付をご検討いただけますと幸いです。

<BreakTalks応援寄付ページ>https://checkout.square.site/merchant/MLFJE3VBHV9PV/checkout/2OVCCOTTHYM4ED343ILCQAHJ

※お申込みは1月27日(木)18時までとさせていただきます。

【報告】『バルサ財団「FutbolNetプログラム」の実践と紹介』を行いました。(2021.12.26)

2021年12月26日(日)に金沢市にて『バルサ財団「FutbolNetプログラム」の実践と紹介』を行いました。本プログラムは12月26日と28日の二日間に渡り開催された「スペシャルイベントin金沢」内のプログラムの一つとして実施されました。

当日は、地域の子どもたち18名がバルサ財団の「Futbolnetプログラム」を体験。今回は主に「リスペクト」「チームワーク」「野心」の3つの価値観をゲームや対話を通して学んでいきました。また、自分達で新しいルールを生み出していくアクティビティの中で、既存の価値観やルールに捉われず、主体性をもって環境を変えていくプロセスを経験してもらいました。

地域のスポーツ指導者の皆様や保護者の方にもご見学いただき、「多様性や他者を尊重すること」「自らの意見を表現すること」「他者と協力すること」など、スポーツを用いて運動スキル以外の側面について子どもたちに伝えていく方法を知っていただきました。

<事後アンケート結果>

また本プログラムをより良いものにしていくため、参加者の方に事後アンケートへご協力いただきました。アンケート結果は以下よりご確認いただけます。

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開催にあたりご協力いただきましたヘミニス金沢FCの皆様、ご参加いただいた子どもたち、そして保護者・指導者の皆様、ありがとうございました。