【報告】文京区主催国際女性デー記念シンポジウム「サッカー×キャリア×未来~キャリアを活かし、未来を切り拓く~」にパネリストとして登壇させていただきました。(2021.3.5)

2021年3月5日(金)に文京区が主催する国際女性デーシンポジウム「「サッカー×キャリア×未来~キャリアを活かし、未来を切り拓く~」に共同代表の野口がパネリストとして参加させていただきました。

本シンポジウムは文京区主催、UN Women日本事務所共催、(公財)日本サッカー協会、一般社団法人日本女子プロサッカーリーグが協力して行われたシンポジウムです。

2021年9月に開幕する日本の女子プロサッカーリーグであるWEリーグはWomen’s Empowerment Leagueとの名称の通り、サッカーを通じて社会の女性の活躍を積極的に推進していくことを理念として掲げています。岡島チェアからはロールモデルとしてのWEリーガーの存在や、妊娠・出産を考慮した選手へのサポート、更には日本国内に留まらず、アジア全体の女子サッカーを盛り上げていきたいという方向性がお話されました。

野口からは、サッカーを活用してアメリカ、スウェーデン、ザンビアで暮らし、国際経験を積めたことがセカンドキャリアにどのように活かされているのか実体験を踏まえてお話させていただきました。

今年9月に開幕を控えるWEリーグですが、世界でも珍しく、社会におけるジェンダー平等、女性のエンパワーメントをビジョンに掲げています。元女子サッカー選手3名で創設したS.C.P. Japanも女子サッカー出身者として、セカンドキャリアにおいても、自分たちらしくどこかで誰かの道標になれるように、今後とも活動していきたいと思います。

https://www.facebook.com/jfanadeshiko/posts/3297799246987307

【報告】国際女性デー特別企画としてオンラインイベントを開催いたしました。(2021.3.6~7)

S.C.P. Japanはスポーツを通じた共生社会創りを目指しており、その中には性別や性的指向に関わらず誰もが自分らしく生きられるジェンダー平等な社会という観点も含まれています。
そんな私達にとって大切な日である「国際女性デー」を祝して、女子サッカーブリッジとコラボをさせていただきオンラインイベントを開催いたしました。

女子サッカーブリッジは女子サッカー選手のアメリカサッカーツアー及び留学サポートを30年間続け、それらの活動を通して、サッカー少女達のエンパワメントに長く関わってこられた団体です。S.C.P. Japanの共同代表2人も女子サッカーブリッジを通して留学を果たし今のS.C.P. Japanの設立に繋がる貴重な経験をさせていただきました。そのため、このような企画が今回実現したことを大変嬉しく思います。

イベントは3月6日(土)と3月7日(日)の二夜連続で行われ、1日目は女子サッカーブリッジの共同代表である小林美由紀(みーみ)さんと羽石架苗さん(かなぴー)をお招きし、さらに、女子サッカーブリッジのメンバーである福田真理香さん、S.C.P. Japan共同代表野口が加わりトークセッションのような形で実施をさせていただきました。

女子サッカーブリッジとは一体何か、どのようにして始まり、代表のお二人はどのような想いで活動を続けてこられたのか、などを深掘りさせていただきました。

【国際女性デーに寄せて、ゲストのお二人のお言葉】

自分で自分の可能性に限りをつけない。やりたいと思った時はその準備ができたということ、年齢とか性別とか関係ない。自分の気持ちに正直に、自分らしく生きていって欲しいし、そういう人が増えることで、誰もが自分らしく生きている社会づくりに繋がるのではないかと思う。

羽石架苗さん(かなぴー)

想いがあれば絶対に何かできる。想いがあれば行動できる。できないを考えるのではなく、やってみる。そうして好きなことに生き生きと取り組んでいる姿をみて勇気づけられる誰かが必ずいるし、そんなふうに笑顔で輝いている人が増えれば、性別に関わらず誰にとっても幸せな世界になると思う。

小林美由紀さん(みーみ)

写真撮影時は、参加者の皆様にも「今自分がやってみたいこと」「目標」「夢」、などを紙に書いていただきそれらを掲げていだたきました。

普段からサッカーに関わる方、これから留学を考えている選手、他スポーツの指導者、学校教員をされている方、女子サッカーを応援しているサポーターの方など多種多様な方々28名にご参加いただき、参加者及び関係者の皆様に心より感謝を申し上げます。


2日目は「アメリカ女子サッカー留学体験共有会」ということで、女子サッカーブリッジに関わりのある女子サッカー海外留学経験者15名をお招きし、実際の経験についてお話をしていただきました。ブレイクトークルームを複数作り、参加者が行きたいトークルームを選べ、スピーカーと交流をしながら話を聞いていただけるようにしました。

【2日目のイベント企画・進行をされた福田真理香さんのコメント】

アメリカの大学では女子サッカー環境が整っており、スキル問わず奨学金をもらいながら大好きなサッカーにチャレンジできる。サッカー留学を経験することで、サッカー以外にも様々な経験を積み、視野が広がり、大学卒業後のキャリアに活かすことができていることを、経験したメンバーの声より感じてもらえた日になったと思う。 ブリッジでは大好きなサッカーを通して、広がる可能性は無限だということを伝えたい。

福田真理香さん(ブリッジ留学経験者)

2日目は27名の方にご参加いただきました。ご参加いただきました皆様本当にありがとうございました。

最後に本企画を実施するにあたり、ご協力いただきました女子サッカーブリッジ及びNPO法人ジュースの皆様、参加を快くお引き受けいただきましたスピーカーの皆様、そして運営面で動いてくださったボランティアスタッフ、手話通訳の皆様に心より感謝を申し上げます。

【告知】LGBTユースオンラインイベント

『WE ARE FRIENDS!〜みんなと繋がるLGBTQ+オンラインイベント〜』

連日メディアでも目にする機会が増えたLGBTQ+。
しかし、目にするニュースは同性婚や雇用問題に関するテーマが多く、10代の当事者たちが抱える悩みや不安を聞く機会は少ないのではないでしょうか?
そこで、今回はS.C.P.Japanの高校生インターンによる高校生のためのユース企画を実施します!
3週連続で3回に渡って行い、各回ごとに対象者を変えて、学生同士で本音を語り合います。LGBTQ+当事者同士、ストレート(ヘテロセクシュアル)同士での交流はもちろん、最後の第3回目ではセクシュアリティ問わず全員参加でテーマに沿ってディスカッションを行います!

イベント名:WE ARE FRIENDS!〜みんなと繋がるLGBTQ+オンラインイベント〜

日時:①3月14日(日)②3月24日(水)③3月29日(月)
全日程18:00〜19:30(交流会に参加されない方は19:00まで)

参加対象:中学生、高校生、大学生、大学院生
各回対象:①LGBTQ+当事者
     ②ストレート(ヘテロセクシャル)
     ③セクシュアリティ問わず、誰でも参加OK

参加費:無料

趣旨:高校生を中心とした学生たちが同世代の仲間たちと、学校生活など身近なLGBTQ+(セクシュアリティ)に関するトピックをテーマにして語り合うディスカッション形式のイベントです。テーマに沿ってそれぞれが抱えている悩みや、不安、意見を共有し、今の私たちに何ができるのかを一緒に考えていきましょう!メインイベント後には希望者向けにフリーの交流会やオフ会も企画しております。

☆ゲスト:Meimi Tomochika
全日とも参加していただきます!

日本国内の大学に在学中、MA州にあるAmerican International Collegeへ留学(心理学部/2012-2016)。卒業後はフランスで約2年プレー(2016-2018)。帰国後テックボールというスポーツを始め、アジア大会2018に日本代表のパフォーマーの1人として参加。そして2019年、岡山、広島でサッカーをし、2020年東京ヴェルディ男子フットサルチームに入団。同年2020年6月個人事業主として開業、コーチやトレーナーとして活動しながら、LGBTQ系のイベントや研修に登壇している。現在は「ウェルビーイング」を切り口にしたコミュニティ事業を計画中。

お申し込み方法:下記のお申し込みフォームよりお申し込みください。
(お申し込みいただいた方に追って当日のZoomURLをお送りします。)

【報告】佐賀県放課後児童クラブ連絡会主催オンライン講座「次世代に伝えたいジェンダーの視点」に登壇させていただきました。(2021.3.4)

2021年3月4日(木)にNPO法人佐賀県放課後児童クラブ連絡会様主催のオンライン講座「次世代に伝えたいジェンダーの視点」にて共同代表の野口と井上が講師として登壇し、お話をさせていただきました。

本講座は全4回の連続講座となっており、第一回目を野口と井上が担当させていただき、「ジェンダーの視点から見たスポーツ」というテーマでスポーツ界にあるジェンダー不平等、ジェンダー規範、無意識のバイアスなどについて具体的な事例やデータを基にお話をさせていただきました。


講座には普段子どもとさまざまな形で関わる方々が全国から参加してくださり、真剣に耳を傾けてくださいました。直接スポーツと関わりがなくとも、幅広い学びを通じて日々のご活動に活かされようとされている参加者の皆様の姿勢を目の当たりにし、S.C.P. Japanとしても大きな刺激と学びをいただきました。

また、スポーツや身体活動に参加をした際に感じた違和感や嫌だと感じた体験について参加者の皆様が共有をしてくださり、スポーツ現場に未だに溢れる伝統的なジェンダー規範、男女格差、勝利至上主義、などの課題の根深さを改めて感じました。
私たちはスポーツを通じて性別、性的指向などに関わらず誰もが自分らしく生きられるジェンダー平等な社会の推進を目指しておりますが、スポーツ自体の中に根付いているジェンダーの問題にも同時に取り組んで行かねばならないと考えており、この点についての課題意識を改めて強く感じることができました。

この度このような貴重な機会をくださったNPO法人佐賀県放課後児童クラブ連絡会の皆様、また、ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

【告知】国際女性デー特別企画!「Girls, be ambitious!サッカー少女よ大志を抱け!!」女子サッカーブリッジとのコラボイベント

3月8日(月)の国際女性デーを祝して「女子サッカーブリッジ」とコラボイベントを3月6日(土)、7日(日)二夜連続で開催します!

3月7日の詳細は女子サッカーブリッジのイベントページよりご覧いただけます。


ブリッジは日本の女子サッカー選手にアメリカに挑戦する機会をサポートしています。S.C.P. Japanの共同代表の野口亜弥、井上由惟子もブリッジ留学生として留学していました。

パート1の3月6日は以下の通りS.C.P. Japanが主催、女子サッカーブリッジ協力で開催します!サッカー留学を30年間サポートしてきたブリッジ。若い女性たちを見守り、成長を後押ししてきたみーみこと小林美由紀さんとかなぴーこと羽石架苗さんの想いを聞き出します!

イベント名:
国際女性デー特別企画! Girls be ambitious! サッカー少女よ大志を抱け!!

日時:2021年3月6日(土)20:00-21:15

参加費:無料(※当日は手話通訳が入ります) 

趣旨:
女子サッカーブリッジはこれまで50名以上の日本の女子サッカー選手の留学をサポートし、約30年間に渡りブリッジツアーを開催して日本のサッカー少女たちにアメリカでサッカーをする機会を作ってきました。これまでブリッジツアーに参加した人数は延500人です。

「サッカーのレベルは関係なし!想いと意志がある人なら誰でもサポートする」がブリッジのモットーです。10代後半〜20代前半の若い女性たちが、これまで頑張ってきたサッカーを通じて自分たちの意志で海外に挑戦し、困難にぶつかりながらも自分の力で人生を拓いていく様子を愛を持って見守ってきたブリッジ。ブリッジ留学経験者は留学後もそれぞれの道でユニークに自分の人生を進んでいます。(ユニークなブリッジ留学生はパート2の3月7日に登場します!)

そんなユニークな女子サッカーブリッジの共同代表である小林美由紀(みーみ)さんと羽石架苗(かなぴー)さんがどんな想いでブリッジを設立し、若い女性たちの人生をサッカーと留学を通じて応援し、サポートしてきたのかインタビュー形式で深掘りします。

ゲスト:

小林美由紀(みーみ) ブリッジ共同代表/WEリーグ理事

1986年に筑波大学に女子サッカー部を創部後、渡米。アメリカの女子サッカー人気に刺激を受け帰国後、関東大学女子サッカーリーグ、全日本女子サッカー連盟、茨城県女子サッカーリーグを創設。日興証券ドリームレディース通訳、1999年女子ワールドカップUSA通訳ボランティア、2002年日韓ワールドカップでは鹿島会場でFIFAセキュリティ部長付け通訳。2003年JFA女子プロジェクトを立ち上げ、インストラクターとして日本各地を回り、草の根での女子サッカー発展に大いに貢献。1993年から海外女子サッカーツアーを開始、2002年には羽石架苗氏と女子サッカーブリッジをスタート。サッカーを介した国際交流を通じて視野の広い人物の育成を目指している。2021年2月にはジェフユナイテッド市原・千葉レディースでの経験を活かし、WEリーグ理事に就任。

羽石架苗(かなぴー) ブリッジ共同代表/ヴァリーシティ州立大学准教授

ジェフユナイテッド市原・千葉レディースに所属し、順天堂大学を卒業後、サッカーで奨学金を得て2002年にChristian Brothers University に留学。全⽶⼤学優勝し最優秀ディフェンダー賞を受賞。2003年にユニバーシアード⽇本代表として銀メダルに貢献。ニューヨークマジックに所属中6年間キャプテンを務める。2007年アメリカで日本人初のサッカー監督として、最古の名⾨⼥⼦⼤学マウントホリヨーク⼤学サッカー部監督に就任。メンフィス州立⼤学で運動⽣理学、スミス⼤学でコーチ学の2つの修⼠号を取得。監督業の傍ら2014年マサチューセッツ⼤学アマースト校でスポーツ教育学/コーチ学の博⼠号取得。2020年に監督業からのキャリアチェンジに踏み切り、現在はヴァリーシティー州立大学の准教授として未来の指導者育成に励んでいる。WomenSport International事務総長、Teaching Games for Understanding国際理事、National Association for Kinesiology in Higher Education理事、SHAPE America委員、ユネスコスタスクフォースなど、女子サッカーだけでなく幅広い分野で、ダイバーシティー、インクルージョン、ソーシャルジャスティスの活動に関わっている。

お申し込み方法:
お申し込みいただいた方に追ってイベントのURLをお送りします。


共催:女子サッカーブリッジ
「サッカー」という架け橋を使って日本の女子サッカーと世界の女子サッカーを
結ぶことを目標に掲げ、日本女子サッカー界の首領、みーみこと小林美由紀と、アメリカ・ヴァリーシティ州立大学准教授のかなぴーこと羽石架苗が2002年に始めたプロジェクト。海外女子サッカーツアーは、小林が1993年から毎年行っており、羽石が加わり、アメリカの大学へのサッカー留学もサポートするようになる。過去15年間で留学した女子サッカー選手は50名以上、ツアーに参加したのは500名近くになります。今では、以前ツアーに参加した教え子も参加したり、留学から帰国したブリッジファミリーが、交際舞台やサッカーを始めとしたスポーツ組織で活躍している。

■協力:NPO法人ジュース(JWS)
1998年に設立。競技スポーツ、生涯スポーツ及び学校体育(以下これらを「スポーツ」) に関わるすべての人々に対して、男女共同参画社会の形成の促進を図る手段として、スポーツにおける女性の参加促進、女性がリーダーの地位に就く機会の増加を促し、またその女性の資質及び社会的地位の向上を目指し、スポーツの教育・振興に関与する国内的及び国際的な組織との連携によって啓発及び支援活動を行い、もって社会全体の利益の増進に寄与することを目的としている。S.C.P. Japanの野口亜弥、ブリッジ共同代表の小林美由紀は理事を務め、羽石架苗も正会員として活動に参加している。

【お知らせ】HEROs STARTUP 2020受賞のお知らせ

一般社団法人 S. C. P. Japanは、日本財団HEROsの行うアスリート・チーム・リーグ、企業・団体が新たに行うスポーツ×社会貢献活動を応援する取り組み「HEROs STARTUP」において、HEROs STARTUP 2020を受賞しましたことをお知らせいたします。

受賞対象となったプロジェクトは以下の通りです。

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スポーツを通じた共⽣社会づくりの担い⼿育成プロジェクト

【内容】
経済的困窮家庭の子どもたちがスポーツを通じて、チームワークや協調性、挑戦することの大切さを学び、運動遊びを通じた共生社会の理解促進を目指すプロジェクト。単に体を動かすだけでなく、障がい、性別、人種について考える学びのプログラムを実施し、子どもたち同士がテーマについて話し合うプログラムを提供する。

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この度、このような素晴らしい賞をいただくことができたのは、いつもS.C.P. Japanの活動を支えてくださる皆様のおかげです。S.C.P. Japanに関わってくださる全ての方々に心より感謝を申し上げます。

また、今後もスポーツや運動、遊びをツールとして、子供達が主体的に学びを深められる機会創りや、多様な人々が交流を深められる居場所創り、を続けていきたいと思います。
引き続き皆様からのサポートやご支援を賜りたく、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

S.C.P. Japanの実施するプログラム、研修、講演などにご関心のある方はお気軽に以下よりご連絡ください。

【教育・研修事業】Girls in the LeadのGender and Sexual Identity in Girls’ Sports​に登壇させていただきました。

2021年1月28日に共同代表の野口が、Girls in the LeadのWebinerにスピーカーとして登壇いたしました!20ヵ国約100名の皆さまにS.C.P. JapanのLGBTQ含むSOGIE(Sexual Orientation and Gender Idenyity and Expression)とスポーツに関する取り組みやプライドハウス東京のスポーツ関連の取り組みを紹介させていただきました

このGrils in the Leadは開発と平和のためのスポーツ(Sport for Development and Peace: SDP)の分野でジェンダー・セクシュアリティの課題に取り組む団体のネットワークです。LGBTQ含むSOGIE(Sexual Orientation and Gender Identity and Expression)の取り組みも見られますが、フェミニズムのアプローチからの取り組みです。(DSDsの選手やトランス女性アスリート、シスジェンダーの女性アスリートの話題が中心です。)

インターナショナルなジェンダー・セクシュアルアイデンティティとスポーツの議論に参加させていただきましたが、ヨーロッパ諸国や北米の議論のステージと他の国の議論のステージは全然違います。

国際的なネットワーク団体なので、南アフリカやインド、ウガンダの団体関係者も多く参加していましたが、そもそも性と生殖についての話題を公に話すことに社会的な抵抗がある国が多いため、SOGIEの話題はなかなか身近な問題としてとらえきれていないようでした。

一方で、日本ではようやくスポーツ界でもSOGIEの問題について議論しなくちゃね。という空気感になりつつあります。認識が向上してきたところです。

もちろん、議論が発展している国々の事例を参考にすることは大切だと思いますが、SOGIEの問題は社会規範や文化に影響を受けるため、ベストプラクティスなんてものはきっとない。そこをスタートにしなければならないのではないかと思いました。

とても貴重な機会を頂けたことに感謝しております。

当日の議論の様子はこちらからご覧いただけます。

【報告】クラーク記念国際高等学校横浜キャンパス1年生(約160名)の皆さまに「性の多様性」に関する研修を実施させていただきました。(2021.1.14)

2021年1月14日(木)にクラーク記念国際高等学校の1年生約160名の皆様に「性の多様性」に関する研修を実施させていただきました。

クラーク記念国際高等学校横浜キャンパス様とは2020年の8月に教員向けの「性の多様性に関する研修」をさせていただいたことをきっかけに、2020年の10月~12月にかけて6回スポーツを通じたインクルーシブ教育であるバルサ財団のFubbolNetの実践も、体育の時間に実施させていただきました。

今回は高校1年生向けの「性の多様性」に関する研修とのことで、前回の教員研修同様、現役フットサル選手であり、FtXの当事者でもあるMeimi Tomochika(Réveilen Life代表)さんと一緒に「性の多様性」に関する基礎知識やMeimi さんのライフストーリー、そしてアウティングの危険性についてなどお伝えさせていただきました。

「いない」と思って日常を過ごすのではなく、「いる」と思って会話や行動に優しさを持ってもらいたい。「カミングアウトをしてね」ではなく、カミングアウトしても安心できる雰囲気をみんなで作ってもらいたい。そして、一般化せずに、決めつけずに一人ひとりと対話することの大切さをお伝えさせていただきました。

Q&Aの時間には沢山の真っすぐな質問もいただきました。クラーク記念国際高等学校横浜キャンパス1年生の皆さん大変ありがとうございました。

【報告】順天堂大学でゲスト講師としてお話させてさせていただきました。(2020.12.22)

12月22日に順天堂大学スポーツマネジメント学科専攻の授業である「スポーツマネジメント特別講義」でゲスト講師として共同代表の井上がお話させていただきました。

「スポーツと開発」分野のプログラムはどのように展開されているのか、プログラムのファシリテーターの役割や、アクティビティを組み立てるときの考え方など、現在バルサ財団と連携して行っているスポーツを通じたインクルーシブ教育プログラムを事例としてお話をさせていただきました。授業後には学生の皆様からたくさんのご質問をいただき、一つ一つにお答えさせていただきました。

順天堂大学の皆様、この度は貴重な機会をいただきまして誠にありがとうございました。

※講義で使用した一部資料です。